03
2016.1.25

今回は、五体満足に暮らしている私たちが「考えておいたほうがいいこと」から、お話しようと思います。
少々むずかしい話かもしれませんが、(たまには)がんばって読んでみてください。

03

あるラジオ番組で障がい者の方と一緒に研究をしている先生が、「障がい者に対して、『障がい者は納税ができるようになれば自立したことになる』と言っている人がいる」と嘆いていました。

働きたくても働けない方もいるので、そういう方々に対して「納税」もなにもないだろうということですが、誰が言った言葉なのかは、番組内で明かされることはありませんでした。

では「納税すること」が自立……“社会的な”存在理由ではないとすれば、なにが存在理由なのか?
この先生は「そこにいること」が存在理由だとおっしゃっていました。

ただそこにいることが大事なんだよね、と。

 

思っていた恋人とちがうってなった場合は……

ひるがえって、私たちの恋愛を見たとき……恋愛は男女ともに選ぶ権利がある行為ですが、ああいう男はダメ、こういう男もダメというかんじで、恋人選びに精を出している人も多いかと思います。

晴れてカップルが成立したあとでも、彼のあそこが気に食わない、彼女のあそこが気に食わないというかんじで、ダメ出しをする人たちもいっぱいいます。

なかには「思っていた恋人とちがう」という理由で別れるカップルだっていますよね。

もうペットとおなじ。

「思っていた犬とちがうから、この犬、返品したいんですが……」

えっ? ですよ。えっ?

 

あなたがそこにいるだけでいい

そんな人たちでも「あなたがそこにいるだけでいい」と、恋人に言われたら、やっぱりうれしいでしょう。

「そこにいることが存在理由」というのは、つまり「そのままのあなたを受け止めてくれている」ことを意味します。

だから、本当は、恋人を選ぶときだって、そのままの自分を受け止めてくれる相手かどうか、そのままの自分を受け止めてくれそうな相手かどうか、という基準を先にもってきたほうが、あとあと幸せになりやすいはずです。

 

幸せになれる恋人選びとは?

恋人を選ぶ基準として、よくお金の話が出てきます。
相手の男子の年収は*百万円以上でないとイヤとか……男子は男子で、結婚後も働いてくれる女子でないと結婚しづらいと言っていたり……。

このお金の話にはまだ救いがあります。

誰もが知っているとおり、世の中はごく一部の大金持ちと、その他の庶民というかんじで二極化しているので、「そこそこ」お金がある人たちが、一部の大金持ちを眺めながら「なんか派手にやっているなあ」と思いつつ、お金ではない別の価値観に生きるようになる人が今後増え始めるのではないか? という識者の意見を、ここのところよく耳にするので、きっと、そういう傾向に世間は流れていくのでしょう。

だから稼ぎがさほどよくない男子と恋をしても、なにも恥ずかしいことではない。
いつまでもお金お金と言っているほうが恥ずかしい……こういう価値観が世の中を覆ったとき、「そこそこの稼ぎ」の男子と結婚した女子は、ある意味では勝者です。

つまりお金に関する価値観が多様化しているわけです。

お金以外の価値観も、もっともっと多様化していくと、自分のことをホントにしあわせにしてくれる恋人を今以上に探しやすくなるはずです。

人はもともと多様性に富んでいるからです。

みんな、ひとりひとり違う生き物だからです。

だから「そこにいること自体が存在理由」と恋人に言われたらうれしいわけでしょう。

 

ホントはだれだって「ただそこにいるだけ」でいい

言うまでもないことかもしれませんが、そのままのあなたを受け止めてくれる人を探せば、あなたは幸せになれます。

どうやって探すのか?

そのままの相手をまず受け止めると、あとのことは簡単だろうと思います。

だって、だれだって本当は「そこにいることが存在理由」なわけだから。