マッチングアプリで半数は実際に会っている
2017.10.13

「彼にLINEの既読無視ばかりされます。4~5日後に返信が来るなんてことはザラで、下手したら既読にすらならない。で、会ったときにわたしが問い詰めたら『え? そんなLINE来てたっけ?』と言います。彼はホンネではわたしのことが嫌いなのでしょうか?」

今回はこのご相談にお答えしたいと思います。

マッチングアプリで半数は実際に会っている

 

■LINEは本当に「恋を前に進める機能」なのか?

いろんなところで何回もお答えしていますが、男子って女子ほどLINEの既読無視について、神経質に考えていなかったりします。神経質に考えていないというか、「あまり考えたことがない」というか。

既読無視に関する恋愛相談をしているのは、たいてい女子です。男子で「彼女にLINEを送っても既読無視されます」と相談してくる人は、軽い恋の病におちいっている人くらいなものでしょう。あるいは報われない片思いと知りつつ、彼女のことを諦めることができない人。

女子にもそういう人がいるのは知っていますが、ふつうの男子がLINEを「恋を前に進めるツール」と、あまり認識していない以上、どうすることもできないでしょう。

と、少々あなたを突き放すように答えるのはなぜか? ほとんど多くの女子が、LINEに頼りすぎているように見えるからです。

 

■便利なサービスは新たな不便を生む

LINEの既読無視が女子のなかで大問題になる時代の前は、どうだったのか? たとえばメールがありました。メールに既読になったかどうか、確認する機能がありますよね? そういう機能を使って、彼氏・彼女にメールを送る人もいました。が、少数です。

多くは「返信がないなあ……わたしが送ったメールは読まれたのかなあ……もしかしたらメールが届いていないのかなあ……もう1回メールを送ろうかなあ」と、モンモンとしていました。

人々のこういうモンモンを解消すべく誕生した画期的なものが、LINEの既読機能です。かなり画期的にして便利で素晴らしい機能ですが、そういうサービスは新たな不便を生む、つまり既読になっているけど返信がないということにモンモンとする人々を生み出す。ただこういう事実があるのみでしょう。

 

■意味のある原稿料について考え込んでしまいます

思うんですが、みなさんなぜ会って話をしないのですか? 会うためのアポをとるためにLINEして、それが既読無視されるのであれば、なぜ電話してアポをとらないのですか?

恋愛って、会ってなんぼ、です。会うことに比べたら、モンモンとすることなんか、どうってことないわけです。そうですよね? 会えば相手のいろんなことが見えるにもかかわらず、ひとり相撲のように既読無視でモンモンとしている……こんな無意味なことって、ちょっとほかにないと思いませんか?

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みなさん、LINEという会社にただただ振り回されているだけ、と言えなくもないと思わないですか? 「彼と電話で話すと、わたしは傷つくかもしれない(音声電話が苦手)」という人々の妙な恐れに端を発しているのが、既読機能だという解釈はできないですか?

無論、振り回される人が多ければ多いほど、それをネタに恋愛コラムを書く機会が増え、ゆえにぼくは、原稿料を得ることができるわけですが。

でも、どんなに思い煩っても、ときに悩みの対象を客観視して、「わたしが思い悩んでいることは、とても小さなことなんだ」と思わないと、前に進まないことがあります。小さいことをあえて見ないふりをして大局を見ないと成功しないことがあります。読者賢者は、LINEの既読無視問題を、一度は、こう捉えてみてはいかがでしょうか?

原稿料が得られるのはうれしいことですが、でも、人々が傷つくことを恐れている、その気持ちを巧みに読み取り、新たな機能を付加し、どうじに新たな不便を生み出した現象そのものの本質を、みなさんと一緒に考えることこそ、意味のある原稿料だと思うんですよね。(ひとみしょう/文筆家)

(愛カツ編集部)