モテる

一度も嘘をついたことがないまま、大人になる人って相当少ないはずです。
もしくは、そんな人が実在していたとしても、社会に出てしまえば自分の信念を曲げて、泣く泣く本来思ってもいないことに賛同をしなければならない羽目になります。

現代社会って、本当にめんどくさいですよね。
だから、誰かから明らかに嘘だと分かる話を聞いても、いちいち突っ込むのは野暮という場合もあります。

男女関係なんて、まさにその極地です。
その理由を書いていきましょう。

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恋人を思えばこその嘘もある…

「嘘」というとなんとなくイメージが悪い言葉の代表ですけど、前述のように、人は誰しも嘘をついてしまう生き物です。
恋愛においても、この嘘は欠かせないもの。

人は誰しも、好きで嘘をつくわけではないのです。
相手を傷つけないために。

相手に喜んでもらいたいために。
相手を安心させるために、自分の本当の主張を曲げて、嘘をつくのです。

たとえば男性は、彼女の元カレについては、色々と想像するものです。
どんなタイプだったかとか、自分より甲斐性があったか等々。
気になるとキリがなくなります。

こういうとき、嘘をつかず、正直に元カレの優れていた部分を口に出せば、当然今の彼氏は傷つきます。
分かっていても、ショックに耐えることはできません。

これは立場が逆になったとしても同じこと。
男性だって、現在の彼女の前で元カノの話をする際に、あまり綺麗な思い出は口にしたくありません。相手の気持ちを思えばこそ。

やさしい嘘がつける女性は、相手からもやさしくされる

自分の立場を偽るタイプの嘘は害悪ですが、嘘ってそもそも、そういうものってごく少数。
通常、嘘というのは周囲との協調性を崩さないために、仕方なく放つ社交辞令のようなものです。

社交辞令が上手な人は嫌われるリスクも低くなりますし、むしろ好かれる人間になれますよね。
つまり、適度な嘘は、人間関係を円滑にするための潤滑油のような役目を持つということでしょう。

恋愛をする上でも、相手を傷つけないための嘘はいくつも考えられます。
待ち合わせに遅れてきた恋人に対して「私も今さっき着いたところだよ」と言うのも、そんなやさしい嘘の代表例です。

こういうやさしさを表現できる人は、相手にとっては本当にありがたい存在です。
「あ、この人は自分が先に着いてたのに、こっちの気持ちを考えてあんな嘘を言ってくれたんだな」と思わせることができますし、すると相手からの態度も、より柔らかくなることでしょう。

思いやりがあるが故の嘘。
これを持ち寄ることで、男女の仲はより深まるものなのです。

 

おわりに

相手を思いやる上での嘘は、利己的な嘘とは性質が全く異なります。
本人以外が誰も得をしない嘘はやはり害悪ですけど、こと、恋人を傷つけないための嘘というのは、むしろ効果的に活用しないと関係も長続きしないように思えます。

嘘って、私たちが認識している以上に大事な要素なのかもしれません。(松本ミゾレ/ライター)

(愛カツ編集部)