出会い

恋は好きな人がいないと始まりません。
最近は2次元男子に恋をしたり、妄想彼氏を作ったりする女性もいるようですが、それにしたって心をキュンキュンさせるお相手と出会うことが「恋の第一歩」になるのです。

また、恋をしていない女性の中で、「彼氏ができないのは、出会いがないせい」と述べる人はとても多いといえます。
もしかすると、男女の出会いはひと昔前に比べると、減ってしまったのでしょうか?

……いえ、そんなはずありません。
むしろ最近のほうが、男性との出会いは増えているはずです。
SNSやスマホアプリ、動画投稿サイトをきっかけとしたイベント、オフ会など、10年前は想像もしなかった出会い方ができるのですから。

出会い

出会いはあるけど、気づかない

今どきは、リアルにせよ、スマホやパソコンを介するにせよ、まったく出会いのない日常を送ることのほうが難しいといえます。
日常が家と会社の往復になっているから出会いがない、というのは間違いでしょう。
あるけれど、恋に発展する出会いだと捉えられていないのです。

なぜなら、「自分の理想とは違うから」「恋に繋がる出会いとして、気に入らないから」。
都市部に住んでいたって、ドラマのようなインパクトのある巡り合わせなんてあり得ませんが、「こんな風に男性と出会えたら素敵だな」というこだわりの理想があったり、好みのタイプの理想が高かったりすれば、身近な出会いには目が向かないようです。

出会いはあるけど気づかない。これこそが、大きな間違いだといえるでしょう。

恋がしたいの? 理想を追いたいの?

理想を追い求めるのは、とても素敵なことです。
けれど、自分の日常生活には発見しがたい理想を追い求める場合、一度冷静に自問自答したほうが良いかもしれません。
「私はリアルな恋がしたいの? それとも、理想を追いかけるだけで満足できるの?」と。

少なからず「彼氏がほしい」と思うなら、妄想彼氏では満足できないはずです。
自分が自覚する以上に現実離れした考えを持っていたり、高望みしていたりする可能性があるので、恋愛に対する固定観念をいったん手放したほうが良いでしょう。

特に、「誰でもいい」と言う女性ほど、高い理想を持っているケースが多いといえます。
たとえば、そこそこカッコ良ければいい、といっても……『上の下』だとしても、カッコいい男性を探すことが、そもそも難しいという事実に気づいていないかもしれないのです。

これは妥協とは違います。
自分の恋愛観が彼氏を作りにくくして、自ら幸せを遠ざけているので、彼氏ができやすく幸福をつかみやすい価値観を取り入れるということです。

……だって、何のために恋愛をするのでしょうか?
好きな人と楽しい時間を過ごし、幸せを手に入れるためです。
自分を不幸にするような恋愛観なんて、必要ないはずです。

「リアルな私」に合った彼氏探し

恋愛では、自分の素の部分をさらけ出し、相手の本性も目の当たりにします。
結局のところ、自分と同じような家庭に育って、同じような感覚で仕事をしている者同士が結びつくことで、幸せが生まれるでしょう。
頭の中で考えている理想の出会いは、意外と幸福に繋がっていないものなのです。

極端な話ですが……普通に会社員をしている普通の女性が、セレブに告白されたり、芸能人から見初められたりしても、結局は「ついていけない。疲れちゃう」とグッタリするだけでしょう。
セレブはただお金を持っているだけでなく、教養やマナーのレベルが高く、友人づきあいですら一般人にとっては堅苦しいはず。

また、有名人は華やかなように見えて、結構闇を隠し持っているものです。
「こんなはずじゃなかった」と気持ちがすぐに冷めてしまうに違いありません。

自分を下に見るというわけではなく、自分のリアルを直視して、そこに合った彼氏を日常生活の中で探すのが、恋を見つける最短の道だといえます。
出会いはつねにあって、それを恋につなげるかどうかは、本人次第。

「出会いがないから彼氏ができない」わけではないのです。

かつて勤めた職場の先輩は、強烈なアイドルオタクでした。
自分の推しメンみたいな男性としか付き合いたくない(もちろん、そんなのあり得ない)、理想の出会いなんかあるわけない……と豪語していましたが、同じ現場で働く年上男性とアッサリ結婚して、私は驚いたものです。

その男性は先輩の推しメンとは似ても似つかない容姿でしたから。
でも、旦那さんは先輩のアイドル好きを容認し、自身もバイクや写真が好きという趣味に生きる人だと知って、なんだか納得したのを覚えています。

恋をする上で大事なのは、自分の理想に合う男性と付き合うことではなく、一緒にいて居心地が良く、安心できることではないでしょうか。
胸キュンなんて、交際して半年も経てば薄れますから……。
「幸せ」の本当の意味がわかれば、身近な出会いの重要さがわかるようになるに違いありません。(沙木貴咲/ライター)

(愛カツ編集部)