好きすぎてつらい

彼のことが好きすぎてどうしようもないときに、では30分でもいいから彼のことを頭から抜いてフラットな心に戻りましょうと言われたところで、心が忙しいと(現実が忙しいと)落ち着いて本を読むことなんてできない人のほうが多いわけで、これ、困りましたねえ。

でもこの問題の根本って、好きすぎる気持ちを彼に悟られてしまえば、重たい女みたいに思われてウザがられるかもしれないという恐れにあるように思うんですが、いかがでしょうか?
今回は、彼のことが好きすぎてつらいときにどうすればいいのかということを、男心の視点から一緒に見ていきたいと思います。

好きすぎてつらい

■1:そのまま彼に伝えてもOKだったりします

好きすぎるという気持ちとか、好きすぎてつらい(淋しい)から会いたいとか、こういう気持ちって、そっくりそのまま彼に伝えてもOKだったりします。

女子には、そのまま伝えたら重たい女みたいに思われるかもしれないとか、淋しい淋しいと言うとウザいと思われるかもしれないとかと恐れる気持ちがあるのかもしれませんが、男子にはそんなのあまり関係なかったりすることだってあるのです。

男子が男冥利に尽きるときって、女子に自分のことを求められたときだったりするからです。

中高生くらいから女子にモテモテなごく一部の男子以外のたいていの男子は、どうやったら女子にモテる男になれるのだろうとか、どうやったら自分からいかないで向こうから(女子から)おれに来てくれるんだろうということに、絶えず心を砕いてきたわけですよ。

だからあなたが好きすぎて好きが止まらないとか、好きすぎて淋しいから会いたいと彼に言うと、それだけで彼は空から降りられなくなるほど舞い上がってしまうかもしれないのですよ。

■2:ポエム、書いてみない?

彼のことが好きすぎる気持ちをポエムにする人を揶揄するかのような言い方として、中二病というのがありますよね。

わたしたちがある一時期にしか持てないイノセントな感情――性差を激しく意識しだす直前直後くらいにしか持つことのできない感情って、「中二病だねハハハ!」と笑い飛ばせるほど、ホントは軽薄な感情じゃないはずなんです。

ホントは、こんなに誰かのことをピュアに愛せるのって、あとにも先にもないかもしれないというくらい好きすぎる気持ちと正対することって、すごく意味のあることなんです。

恋する気持ちとか愛する気持ちの練習期間というか、世界中まるごとが恋と愛に染められてそこで悩む激動と静謐(せいひつ)の時間の過ごし方の練習期間というか、こういうのって全部ポエムにしちゃえばいいです。

書いたものを誰かに見せるとか見せないというのはまた別の問題です。ポエムにすることで、恋することや愛することの心の練習ができる時期って、このチャンスを逃したらもう二度とめぐってこないかもしれないわけだし、なにかを書くことで多少なりとも気持ちが落ち着くこともあるから。

ちなみに、彼とホントに両思いになったとき、彼があなたが書いたポエムを発見しても、彼はべつにネガティブなことを思わないように思います。こんなにおれのことを愛してくれているんだと、嬉しく思うように思うのですが。だって好きとか愛するって、本来的にはそういうことでしょ?

■3:時間を味方につけること

好きすぎてつらいから今すぐ彼に会いに行かないと! というくらいの激しい感情って、時間を置くとフラットになってくれて、そのほうがかえって心がスッキリして彼と会ったとき楽しい時間を過ごせることがあります。

疾風怒濤の渦のなかにいるときは、静かにしておいてそれをうまくやり過ごし、嵐がすぎれば行動を起こす――こういう行動パターンをもっておくと、もっとオトナになったとき自分のことを冷静に見ることができるようになって得することもあります。

もっとも若い頃って、この疾風怒濤と一緒に踊ってしまって、あげくろくでもない結果しか残せなかったみたいな、パッション一辺倒のドタバタのうちに若い恋が終わってしまうこともよくある話ですが、もしできるのであれば、上手に待つことを覚えてみては? 若い頃のもっとも苦手科目が待つことって人、多いかもしれないけど。

 

いかがでしょうか。

彼のことが好きすぎてたまらないというときって、いつ告白しようかとか、そういう具体的なタイミングを見計らえる冷静さがまだ残っていればラッキーなほうで、冷静さが残っていなくておかしな言動に出ちゃいそうになってふつうといえばふつうじゃないかなと思います。

そういうときは深呼吸して、上にご紹介したどれかをやってみて! きっと理知的かつ前向きななにかが生まれると思うから。(ひとみしょう/文筆家)

(愛カツ編集部)