彼氏の女友達にしろ、彼女の男友達にしろ、およそ大切な相手が大切にしている人のことは、自分も大切にする。これが人間関係の基本であるはずなんですよね、ホントは。

でも例えば彼女が男友達とふたりで飲みに行くとなると嫉妬する彼氏がいます。彼女が「男友達とふたりで飲みに行くから」と彼にLINEで報告したら「そんな報告、聞きたくない」と言う彼氏もいます。

なんなんでしょ、これ。

■自分の愛し方に自信のない男たち

男子の場合は、自分の愛し方に自信がないものだから「万が一、彼女を男友達に寝取られでもしたら、取り返しのつかないことになる」と、少々極端な心配、というか嫉妬ゆえ、「どこに行くの? 誰と行くの?」と彼女に聞くんですよね。

自分の愛し方に自信のある男子は、彼女が誰とどこに行こうと「ああそう、行ってらっしゃい」でおしまいです。

彼女が男友達とふたりで出かけると知れば「その男友達って誰? いつ知り合ったヤツ? ヤッたことあるの? ヤリたいと思ったことあるの?」なんて聞いてくる彼氏は、自分の愛し方に自信がない男だということです。

■結末はだいたいわかっています

で、彼が彼女に「その男友達って誰? いつ知り合ったヤツ? ヤッたことあるの?」と聞いて、彼女が「お前、器ちっちゃ」とかと半ばあきれつつブチ切れて……

やがて彼女は自由に遊びに行けないことに苦痛を覚えはじめ、「わたしのことを束縛する彼氏となんか別れて、あの男友達と付き合おう。

彼ならわたしが誰とどこに飲みに行こうと全部OKしてくれるはず」と思い、別れてしまう。

そして彼が心配していた「彼女が男友達と付き合う」が現実のものとなり、後日彼はこの事実をなぜか知ってしまい、嫉妬に狂うというパターンでしょ? 若い頃にありがちな恋って。

■愛することの練習は続きます

若い頃って、男子はとくに、往々にして自分の愛し方に自信など持てないので、彼女が男友達と飲みに行くのをすごく嫌がり、嫉妬し、彼女を束縛したいと考えがちなんですよね。

で、そういう彼の態度を見て「なら男友達とふたりで飲みに行かない」と決める彼女もいますよね。あるいは彼氏に男友達を紹介して、できるだけ3人で飲みに行くように配慮する彼女もいますよね。

反対に「男友達と飲みに行くだけでこんなに根掘り葉掘り聞いてくるような彼氏はもう嫌だ」と思って別れちゃう彼女もいますよね。

そういうの、女子がやりたいようにやるといいです。

男の本音は「自分の愛し方に自信がない」というところにあるので、その自信のなさを彼女としてフォローしてあげたければフォローしてあげるといいし、そういう彼氏はウザいと思うのであれば、別れてしまって別のもっと立派な彼氏と付き合うといいです。

男女ともに、冒頭に書いたように、大切な人が大切にしている人を自分も大切にする――このスタンスがとれるようになるまで、愛することの練習は続きます。(ひとみしょう/文筆家)

(愛カツ編集部)