年下君と付き合っている若い女子って、偶然交際するようになったパターンが多いように思うので、「狙って」付き合いたいと思っている女子がどれだけいるのか定かではないのですが、今回は年下男子にモテたいと思っている女子が持つといい恋愛観について、一緒に見ていきたいと思います。
■「彼、かわいいです」
年下君を彼氏にもっている女子はおしなべて「彼、かわいい」と言います。「パソコンの設定もできないような男ってサイテー! あ~あ、もっと男らしい頼りがいのある何でもできる彼氏と付き合いたいな」と、なんか男らしさをはき違えているようなことを言う女子はたいてい、彼氏が年上じゃないと絶対にダメで、なんでもできる彼氏に憧れていたりしますよね。
年下君を彼氏にしたければ、彼にかっこよさとか、男らしさを求めるのではなくて「かわいさ」を求めたほうがいいです。
もっとも年上好きな女子だって、「わたしの彼氏10個上なんだけど、彼かわいい」と言うことがありますよね。男の中に「かわいらしさ」を見出すことができたなら、きっと年齢なんて関係ないのでしょうね。
でもまあ、どちらかといえば「かっこよさ」ではなくて「かわいらしさ」を求めたほうが、年下君にモテます。
■「近いうちに結婚したいです」
年下君と付き合って遊びまくって……という価値観を持っていたのでは、年下君と付き合うのはちと厳しいです。
年下君って、自信満々に男として遊び倒して30歳を過ぎてから若い女子をつかまえて結婚しようなんて思っていなかったりするんですよね。漠然とではあっても「性格が穏やかな、そして精神的に頼れる彼女と結婚したい、でもその結婚をいつしたいのかは自分の中でまだ明確になっていない」という考えをもっています。
年下君の元気のいい下半身だけを期待して交際するのなら、まあそれでもいいのかもしれませんが、それなりにマジメに年下君と付き合いたいのであれば、結婚を視野に入れた建設的な恋愛観を持っていたほうがいいでしょう。
■「結婚生活はふつうの暮らしで十分です」
で、その結婚生活に多くを求めすぎていても、年下君の心象はよくありません。言うまでもなく年下君は「ほぼ最低レベルのお給料」しか稼げないからです。まだ社会に出て駆け出しの頃の彼は、上司が得るような高額な給料をどうやって稼げばいいのかすらわかっていなかったりします。
なので、年下君にモテようと思えば、平凡な結婚生活でも全然OKという価値観持っておいたほうが無難です。
ちなみに結婚後のお金のことは、ふたりで協力すればどうにかなります。人は30歳の時と40歳の時、それから先のことはよく分かりませんが――少なくとも30歳と40歳の2チャンス、生まれ変わることができます。
20代でパッとしないお給料の彼であっても、30歳になったときかなり稼ぐようになるかもしれません。それには内助の功が必要です。つまりあなたのサポートが必要なのです。サポート体制は言うまでもなく、あなたが精神的に彼を支え、それに彼が感謝するからこそ生まれるものです。
いかがでしょうか。
年上女子と付き合ってヤリ逃げしようと思っている年下男子もいるのかもしれないけれど、総じて年上女子と付き合いたがっている男子って、マジメでちょっと気が弱くて、でも将来のことを気丈に考えている――そんな傾向にあるように見受けられます。
若いとどうしてもエロの視点強めで恋愛を考える人が男女ともに多いのかもしれないけれど、エロの視点をいったん抜いて広く恋愛を眺めてみれば、年下君の強みとウイークポイントがよく見えてきて、年下君にサクサクモテる価値観を持てるようになるのではないかと思います。(ひとみしょう/文筆家)
(愛カツ編集部)