浮気のライン

人は相手のことが好きになればなるほど視野が狭くなって冷静さを失ってゆくというのは男も女もおなじなので、彼女のことがすごく好きな男は「彼女がほかの男子とLINEしただけで浮気とみなす」という、ちょっとどうかしているとしか思えない考えを持ったりします。

そういう極端な考え方のちょっと下のほうに「男性のいる飲み会に行くと浮気とみなす」とか「会社の飲み会の2次会で男性社員と楽しく騒ぐと浮気とみなす」というのがあります。

男って、どうしてもそのような些末なことに「浮気?」という疑念を抱きがちなのです。女子のみなさん、ごめんなさい。

浮気のライン

ヤラせてくれない彼女に対しては「彼女がなにをしても浮気していると感じる」

運悪くというかなんというか、あまりエッチをしてくれない彼女と付き合っている彼氏は、たとえば彼女がデートの待ち合わせに30分遅刻しただけで「こいつ浮気してるな」と思います。

浮気相手とヤルことをヤッて、その後ドライヤーで髪を乾かすのに時間がかかって、デートの待ち合わせに30分遅刻したのかなー―たとえばこういう極端な妄想をしているのです。

日ごろから思うようにヤラせてくれないという、彼の彼女に対する恨みつらみが彼の目を曇らせて、嫉妬心100%の男に変えてしまったのです。性愛が強めの彼氏は、こんなふうにすぐに嫉妬するから注意が必要。

性愛と純愛のバランスがよくなった頃

それに対し、純愛が性愛を上回ってくるというか、性愛と純愛のバランスがよくなった頃、つまりわりとオトナになってくると「交際相手だって、自分以外の誰かのことを好きになることだってあるだろう」と思うようになってきます。

たとえば彼女が会社の上司と仲がいい……を超えて、めっちゃ仲がいい、となっても「まあ一緒に仕事をしていれば仲良くなることだってあるだろう」と思えてくることもあります。

なぜなら彼だって、会社の女子のことを「かわいいなあ」「付き合ってくれないかなあ」「ヤラせてくれないかなあ」と思っているのだから「そんなのお互い様だ」と思えてくるのです。

誰かのことを好きになる気持ちって、自分にも他人にも止めようのない心の動きなので、好きになるのはしかたないし、好きという気持ちからさまざまな妄想が膨らんでもしかたない、でも実際にヤルと浮気になるからね、そこはマナーとして大事だよね、という考え方をしているオトナは大勢います。

「バレなければ」浮気ではないというライン

というように、性愛と純愛のバランスいかんによっては、彼はあなたがなにをしても浮気と認定してそれを許さないことになってしまうというのが、男の浮気のボーダーラインをめぐる1つの考え方です。

では具体的に、あなたがなにをしたら彼はそれを浮気と名付けるのか?ということですが、これは女子のほうが詳しいでしょう。

一般的に言って「バレなければ浮気ではない」のだから(なぜなら知らないことは認定しようがないから)「彼に内緒で浮気をしたいのであれば、バレない範囲のことをすればいい」ということですが、どのような言動がバレやすく、どのような言動がバレにくいのかというのは、男子より女子のほうが嗅覚や直感がはたらいて詳しいのだから、あなたがヤバいと思ったことをやらないようにすればいいということでしょう。

がしかし、上にくどくどと書いたように、男はヤラせてあげなければすぐにへそを曲げて「お前、浮気してない?」とかと言い出すので、適当と思える頻度でハダカになるといいと思います。

(ひとみしょう/作家)

(愛カツ編集部)