どうしても諦められない片思い

もうダメだとわかっていても、忘れられない片思いの相手って、結構いるものです。あるいは、もう復縁できないとわかっているのに、携帯電話のメモリから電話番号やアドレスを消せない恋人とか。
そんな『どうしても諦められない、大好きな人』は、運命で結ばれた特別な存在と思いたいですけど、残念ながら違うケースがほとんどです。

どうしても諦められない片思い

片思いの恋。好きでも、諦めきれないと幸せはない

フラれても諦められない片思いの人。

いったんはお付き合いしたけれど、うまくいかなくて別れを告げられた昔の彼氏。
好きになった時点ですでに本命がいた、憧れの存在……。

そんな『どうしても忘れられない、大好きな片思いの人』がいると、他にラクに恋人を作って幸せを手に入れられる道があっても、目を向けられなくなります。

好きという気持ちを機械的に割り切るのは、とても難しいことですから。
頭では「やめた方がいい」「もうムリだから」とわかっていても、心は片思いを止められなかったりするのです。

また、そんな諦められない、片思いの恋にやたらと固執するようになると、恋心には歪みが生じて、真の愛は存在しなくなるかもしれません。
たとえ結ばれても、幸福は訪れない可能性があるのです。

愛と執着は別物

【忘れられない人】愛と執着は別物

本当の愛とは、好きな人と離れ離れになっても、相手の幸せを望める穏やかな気持ちだといえます。

「絶対に彼を自分だけのものにしたい」と独占欲を燃え上がらせるとか、相手の意志を無視して自分の片思いの恋心をゴリ押しするなどというものではないんですね。

だから、離れていこうとしたり、自分の思い通りにならなかったりするものを強引に引き留め、追いかけたい気持ちが湧き上がるなら、それはもう『執着』。行き過ぎた片思いは、純粋な愛情ではないと思うべきでしょう。

また、執着を抱いて何が何でも我が物にしたいと切望する時点で、実はすでに、「この人は私のものにはならない」と悟っているものなのです。
動かしようのない真実から目を逸らしたくて、さらに執着を高め、諦められない、片思いの恋に追いすがってしまうようです。

 

行き過ぎた片思い。執着とは「愛されないこと」への反発

相思相愛の時、人は焦りもしないし、物事を無理に動かそうともせず、ただ穏やかに笑みを浮かべていられます。

けれど、愛情が一方通行で、片思いとなり、「私がこんなに想っているのに、彼はちっとも振り向いてくれなくて悔しい!」と感じると、恋心は執着に変化してしまいます。
自分が好きな人に受け入れられないことを、面白くないと感じるのです。

そのため、ムリめな、片思いの恋を諦められないのは、「どうして私を愛してくれないの?」という反発行動を起こしているともいえます。
また、そんな状態では、清らかな愛情はないと思ってください。
おもちゃ売り場で気に入ったおもちゃを買ってもらえず、駄々をこねている子供と同じ。
子どもが駄々をこねるのは、欲しいモノが手に入らないからではなく、親から「ダメ!」と拒否されるからゴネるのです。

それと同様に、好きな人と結ばれないより、好きな人に受け入れてもらえないことの方がショックだと思うと、愛より執着が増してきます。

そして、片思いが続いて、執着で追いかけてしまう、諦められない恋は成就しにくく、たとえうまくいっても幸せな交際が続く可能性は低いでしょう。

ずっと受け入れられなかった相手に受け入れてもらう時点で満足できてしまうため、ある意味「先が短い」恋となるんですね。

片思いが不安なら、自分の感情を確認しよう

【忘れられない人】片思いが不安

何年も同じ人に片思いしてしまうとか、別れた彼氏がどうしても忘れられない……そんな状態が悪いというわけではありません。

恋愛には結ばれるまでに長い年月を要するものもありますから、すべてが執着でしかないと言うつもりもありません。

ただ、出口やゴールがまったく見えない片思いの恋に不安を抱くなら、自分がどんな感情を抱いているかを、今一度確認してみることは大事です。

執着だとわかれば、「自分は彼を本気で愛しているわけじゃない」と冷静に自覚して、受け入れられないことへの反発は手放してしまいましょう。

ムダな抵抗をやめるというか、良い意味で「どうでもいいや」と、すべてを流れに任せるようなスタンスを取れたら、肩の力が抜けて心もスッキリしてくるはずです。

あるいは、「こんな恋にこだわってる場合じゃない」と、興味がなくなるに違いありません。

未来のない人を片思いで追いかけるのはやめよう

【忘れられない人】未来のない人を片思いで追いかける

運命というものが存在するならば、どうにもこうにも結ばれがたいお相手との間には、恋人同士になりにくい確固たる理由が横たわるか、そもそもお付き合いする運命がないかのどちらか。

未来のない人を執着だけで、片思いのまま追いかけて、時間と労力をムダにしないようにしましょう。

【Photo】怕水的青蛙