彼がLINEで、彼女から「好き」と言ってほしいと思ってる? ウソでしょ? と思う女子は、悪いけど、男心のなんたるかを知らない人です。じつは彼はわりと頻繁に「彼女にLINEで好きといってもらいたいなあ」と思っているのです。
今回は、じつは彼がLINEで「好きだよ」と言ってもらいたいと思っている時とはどのような時なのかについてお届けしたいと思います。
ケンカのあと
カップルでケンカしたあと、たとえば彼女が「1週間くらい彼氏のことを放置してこらしめてやろう」と、ひとりひそかに思ったとします。そのとき彼は何を考えているのかといえば「彼女からLINEが来ないなあ。俺、彼女に嫌われたのかなあ。フラれるのかなあ。でもこの気持ちをなんてLINEすればいいのかまったくわからないなあ」です。
だから、放置期間中に彼女が「いつか彼からLINEが来るから、来たら仲直りしよう」と思っても、ちっともLINEが来ないのです。彼、ホントは彼女のことが好きで別れたくないと思っているのに、その気持ちをどう伝えたらいいのかわからず、パニックになっているんですね。
そういう時、彼女から「好きだよ」のLINEがほしいなあと彼は思うのです。
お互いに仕事が超忙しいとき
お互いに仕事が忙しいときに「好き」なんてLINEを彼氏に送ったら、彼にウザがられるのでは? と思っている女子も多いと思います。
その考えは、男心から見ると間違いです。お互いに仕事が忙しく、親密な会話ができない時、彼は、じつは愛の行方を心配していたりするからです。「こんなに彼女から連絡がないということは、仕事にかまけて彼女のことを放置している俺に、彼女は愛想を尽かしたのかもしれない」なんて思っているのです。
つまり、彼は「好きだよ、お仕事がんばってね」という彼女からのLINEを待っているのです。
お酒を飲んでバイバイしたあと
ふたりでお酒を飲んでバイバイして、それぞれ電車に乗って帰っているとき、彼は淋しさにやられています。「あ~、今夜、彼女とどこかに泊まりたかったなあ」なんて思っているのです。酔うとなぜか淋しさが湧いてきて、人肌恋しくなるのです。
だから彼は「好きだよ」という彼女からのLINEを待つのです。
彼氏の方から好きとLINEを送ってくればいいのに! と思う人もいると思いますが、自分から送るという発想が男にはないのです。好きと言うのではなく、好きと言われることによって、愛の安定性や自分が愛されていることを確認したい――淋しさにおかされている酔っ払いの思考って、こうなんですよ。
長期間会えないとき
たとえば夏休みに1週間、彼女が実家に帰っているとか、大学生なら彼と会えない長い春休み期間中とか、そういうとき、彼は彼女にLINEでいいから好きと言ってほしいなあと思うのです。
ふたりの関係に100%自信をもっていて「俺たちカップルは絶対に別れることはない。俺たちカップルの愛は岩より硬い」なんて確信している彼氏っていないですからね。男はいつも彼女の心変わりに戦々恐々としているのです。愛の不安定さに怯えているのです。
だから、会えないときに彼女からの「好き好きLINE」を待つのです。
おわりに
LINEでハートマークを送っても、さして男心に響かないとか、好きとLINEで送ったら彼氏にウザがられるなど、LINEにおけるストレートな愛情表現に対して、ネガティブな意見を言う人も、ネット上に多いのですが、でもホントはそうじゃないんですよ。
好きという気持ちは、あるていどは言葉にして言わないと相手に伝わらないんです。さらにいえば、言葉は愛を伝えることを目的として生まれたのです。だから、いかに言葉巧みに詐欺をはたらいても、やがてバレるのです。愛をささやきあうツール(言葉)は、詐欺には完全に対応しきれないのでしょう。
ということで、みなさん、彼氏に「好き好き」とLINEを送ってみてください。今よりうんとラブラブになれるはずです。
(ひとみしょう/作家)
(愛カツ編集部)