男に向かって「かわいい!」と言う女子っていますよね?年齢に関係なく、たとえば、40も過ぎたおっちゃんに対してや、高校生の頃、学校や塾の先生に言ったことがある人もいるのではないでしょうか。

あなたが男性にかわいいと言った時、その男性は心の中で何を思っているのでしょうか? ちょっと一緒に見ていきましょうか。

かわいいと言われた男性

「これはいけるかも!」

年上の男の人に「かわいい!」と言うと、男は「これはいけるかも!」と思ってしまうのです。いける、つまり「俺がこの子のことを真剣に口説いたら、この子と付き合えるはずだ!」と思う、ということです。

つまり、おっちゃんは、精神的に成熟している(こともある)ので、女子が言う「かわいい」を褒め言葉として100%素直に(素直すぎるくらい素直に)受け取るのです。

だから、不用意におっちゃんに「かわいい」と言ってはいけないのです。

「俺、そんなに女っぽいのかな?」

年上男性に、ではなく、同い年くらいの男子に「かわいい」と言うと、彼は「俺、そんなに女っぽいのかな」と不安に思います。20代くらいの男子って、まだまだ「かっこいい」とか「男らしい」を追求しているからです。男尊女卑とかそういうことじゃなく、単純に「俺は男なのだから、男らしいことを追求すべきだ」と思っているということです。

そういう男子であっても、40も超えると、かわいいを褒め言葉として(勝手に)解釈し、勝手に鼻の下を伸ばすようになるのです。男はみな、いつの時代の男も、同じ轍を(てつ)を踏みつつ生きるのです。

意味がわからない

なんでもかんでも「ヤバい」と言っている若い女子の言語感覚がまったく理解できない男がいるように、なんでもかんでも「かわいい」と言いまくる女子の感性や言語感覚がさっぱり理解できない男もいます。そういう男とガチでコミュニケーションしたいのであれば、「かわいい」を別の言葉に翻訳してあげる必要があるでしょう。コミュニケーションしたくないのであれば、別に翻訳などしてあげる必要などないと思います。

なぜかわいいと思うのだろう

「かわいい」という言葉を、額面通りそのまま解釈する男もいて、そういう男に「かわいい」と女子が言ったら、彼は「なぜかわいいと思うのだろう」と不思議に思います。

なぜなのか、彼は瞬時に、その理由を考えます。「この子は、男の中の男みたいなかっこいい男が好きというよりか、自分の言いなりになってくれそうな<かわいい>男のことが好きなのかな?」と推測する男もいます。はたまた、「この子、もしかして弟がいるのかな」と推測する男もいます。弟がいる女子の中には、「付き合うのなら、弟みたいに<かわいい>男子と付き合いたい」と思っている人がいるのを、彼は知っているからです。

俺も一端(いっぱし)の男になったな

若い男子って、女子の大好物である年上の男性に対して、女子たちが「だってこのおじさん、かわいいから好きなんだもん」と言っているのを知っています。だから、甘いも酸いも噛分けられるようになった年上の男は、女子から見たら「かわいい」生き物なんだ――若い男子はこう思っています。

だから、女子にかわいいと言われたら、「俺も一端の男になったなあ」と感慨深く思う男子がいるのです。

おわりに

昭和の時代とか、平成の前半くらいって、ふるまいが粗野な男がなぜかモテていたように思います。だから、男子は粗野にふるまわないとモテないのかなあ(オトナの男になれないのかなあ)という危機感すら覚えていたのです。

時代の流れもあるのかもしれませんが、むかしに比べて、「かわいい」男子と付き合う女子が増えた印象があります。ルックスがかわいいというだけではなしに、考え方が女子的にやわらかく平和な男子限定で付き合いたいと思っている女子って、多くないですか?

もしそうであれば、これはこれで、とてもいい傾向だと思うのです。

(ひとみしょう/作家)

(愛カツ編集部)