「月が綺麗ですね」のオシャレな返し方

月が綺麗ですね

いまや愛の告白の定番となった「月が綺麗ですね」。

ロマンティックなセリフとして、多くの男女の愛を成就するのに一役買ってきました。

今回は、「月が綺麗ですね」に込められた秘密や、ロマンティックな返し方、素敵な愛の告白について考えてみました。

文学的な言葉で相手の気持ちを射止めたいあなた、参考にしてみてくださいね。

「月が綺麗ですね」の意味とは?

「月が綺麗ですね」の意味とは?

最初に「月が綺麗ですね」に込められた意味と、この言葉が誕生したきっかけを解説していきましょう。

知らない人はもちろんのこと、知っている人も、いま一度おさらいの意味を込めて読んでみてくださいね。

夏目漱石が生み出した言葉?

この言葉を生みだしたのは、かの文豪「夏目漱石(wikipedia)」である、という逸話があります。

夏目漱石
夏目漱石が生徒に与えた英訳から誕生したとの逸話あり

なんでも、大学で英語を教えていた夏目漱石がある日、生徒に「I LOVE YOU」を訳す課題を与えたところ、生徒が「我、君ヲ愛ス」と直訳したのだとか。

しかし、当時の日本人、しかも男性にとって、甘い愛の言葉を口にするなんて、とっても大胆かつ恥ずかしいこと。

びっくりした漱石は、「そんなセリフは日本人らしさに欠ける」とその生徒をたしなめ、「『あなたがいると、月が綺麗ですね』と訳した方が、日本人らしく情緒豊かな表現になりますよ」とアドバイスしたのだとか。

これが、あま~い愛の言葉、誕生秘話だと言われていました。……ただ、このエピソード、ガセである説がちょっぴり濃厚になってきたのです。

なんでも、漱石に関する出典や文献、どこにもこの「月が綺麗ですね」エピソードが記載されていないとのこと。

そのため、漱石が本当に言った、という確たる証拠がない、とされているんです。

「これって、漱石なら言いそうじゃね?」っていう話が脚色されて出回り、いつの間にやら「漱石が言った言葉」という説に定着してしまったのだのが真相。

ん~……。ガセじゃありませんように。というのが正直な気持ちではありますが、いずれにしろ、とてもロマンティックで素敵な言葉には間違いありません。

意中のあの人に耳元で囁かれたら……確実に落ちちゃいますよね。

流行りはじめたきっかけは?

では、この「月が綺麗ですね」という言葉、いったいいつから流行り始めたのでしょうか。

実は、この言葉が流行り始めたのが2009年ごろ。グーグルトレンドの検索数が急上昇しはじめたのがこの頃なのです。

「月が綺麗ですね」の検索量の変化(Googleトレンド調べ)

※スマホやソーシャルの普及し始めた2009年頃から検索量が増加

2009年ごろといえば、スマホが登場し、そこに合わせてtwitterなどのSNSが普及し始めた時期です。

誰かがふと、先ほどの説をネットで呟き、「なんて素敵なエピソード」と共感した人たちが次々とシェア、リツイートしたことで広まっていったのでは……と考えられます。

そして第二次ブームが起きたのが割と最近の2015年から2016年にかけて。恋愛ドラマで、この「月が綺麗ですね」というセリフが続々と使われたのです。

例えば、高畑充希主演の朝ドラ、「とと姉ちゃん」。ドラマの中で坂口健太郎が「月が綺麗ですね」と呟いたことから勘違いが起こる……というエピソードが放送されました。

また、杏主演のドラマ「デート、恋とはどんなものかしら」の中でも、スーパームーンの夜に長谷川博巳が「つまり、月が綺麗なんです。月が……とっても綺麗です」と漱石の話を引用して杏に告白するエピソードが。

このようにコンスタントにネットやメディアで取り上げられることにより、だんだんと「月が綺麗ですね=愛の告白」という説が定着し、一周回ってネタになるくらいまで定番化した、と言えるでしょう。

「月が綺麗ですね」の返し【OKのとき】

「月が綺麗ですね」の返し【OKのとき】

さて、もしあなたが気になっている人から「月が綺麗ですね」って言われたら……。

「そうですね」なんて返すのはムードが台無し!どうせなら、とってもロマンティックなあま~いセリフで応えてあげましょう。

「死んでもいいわ」

「月が綺麗ですね」の定番の返し方だと言われているのが、この「死んでもいいわ」。

これは、漱石と同じく明治時代に活躍した文豪、二葉亭四迷が、ロシアの文豪ツルゲーネフの著作「片恋(ロシア語題:アーシャ)」を訳したときに、「愛している」にあたるロシア語を「死んでもいいわ」と訳したことから来ています。

ちなみに、こちらの「死んでもいいわ」と言うセリフ、実際に国立図書館デジタルコレクションの資料で確認可能です。

「どういうシチュエーションで使われたか興味がある……」という方は、調べてみても面白いかもしれませんよ。

「時よ、とまれ」

「時よ、とまれ」
さて、続いてご紹介するのも、漱石と同じく文豪の訳シリーズです。

こちらも日本を代表する作家である森鴎外が訳した、ゲーテのファウストの一文「時よとまれ、汝は美しい」からの一節。

このひと言は、とても格調高いのでオススメ。

「月が綺麗ですね」と囁かれたら、耳元で、「時が止まってほしい、あなたがすごく素敵だから……」なんて返してみたら、誰がどう聞いたってOKのサイン。このままロマンティックモードに突入すること間違いなしです。

「巡り逢ひつつ影を並べん」

続いてご紹介するのは平安時代の歌人、西行の和歌「君にいかで月にあらそうほどばかり、めぐりあひつつかげをならべん」の下の句の引用。

この歌は「いつも空にかかっている月と競い合ってもいいくらい、毎晩、あなたと会って肩を並べて一晩中、寄りそっていたいけど……あなたはどうなの?」という意味。

いくら、「I love you」を意味していると言ったって、直接的には月を褒めているセリフに対して、月と競争する覚悟だってあるんだよ、という意味の歌で返答。なんとも粋です。

「百年目に咲くユリの花のようですね」

「百年目に咲くユリの花のようですね」

漱石繋がりの返し文句をひとつ。夏目漱石の小説、「夢十夜」の中の一文です。

小説では、だまされながらも、その強い愛ゆえに100年間も待ち続ける男の切ないストーリーが描かれています。

このひと言で、「ずっとあなたからの愛の告白を待っていた」という気持ちを伝えることができるでしょう。

「それから?」

どうしても遠まわしじゃない愛の告白が聞きたい!というあなたは、いたずらっぽく「それから?」と聞いてみるのはいかがでしょうか?
え?それって直接的すぎてロマンティックじゃない、ですって?

いえいえ、そんなことはありません。「それから」というひと言、これは夏目漱石の代表作のタイトルです。

相手が文学通なら、「やられた!」と思うこと間違いなしですよ。

文学通じゃない相手にも、「その次の言葉はなに?」と匂わせて聞けますので、「好きです」と伝えてもらえるかも。

「Fly me to the moon」

「Fly me to the moon」

ジャズのスタンダード・ナンバーのタイトル「Fly me to the moon」。この歌詞の中に、

「Fly me to the moon(中略)In other words:hold my hand. In other words:baby, kiss me」(私を月に連れて行って。言い換えるなら、手を握って。キスをして)

「Fly me to the moon(中略)In other words:please, be true. In other words:I love you」(私を月に連れて行って。言い換えるなら、真実であって。愛しているわ)

という一説が。オシャレすぎる……!

英語でオシャレに「Fly me to the moon」と送ってもいいですし、日本語に訳して「私を月まで連れて行って」と送ってみるのも素敵ですね。

「月が綺麗ですね」に対して同じ「月に関すること」で返すセンス。ちょっとやりすぎくらいでも、おたがいにクスっとできるかもしれまんよ。

「かたぶくまでの月を見しかな」

「かたぶくまでの月を見しかな……」と、ひと言LINEで伝えるのも素敵です。

これは、小倉百人一首に選ばれた赤染衛門の歌「やすらはで寝なましものをさ夜ふけて かたぶくまでの月を見しかな」の一節。

「いらっしゃらないことがわかっていれば、ためらうことなく眠りについていたのに……。あなたが来るのを今か今かと待っているうちに夜が更けて、月が西へと傾いて行くのを見ていたのですよ」という意味です。

本来なら、来ない人を待っていた……という歌ですが、「月が傾くまで待っていた」という意味の一文のみをクローズアップすることで、「あなたのその言葉を、ずっと待っていたのです」という意味になるのです。

文学(説がある)には文学で返すことで、「付き合ったあとも同じ趣味で楽しめそう」と思ってもらえるかもしれません。

「あなたを思うたびに 一番じかに永遠を感じる」

「あなたを思うたびに 一番じかに永遠を感じる」

これは詩人、高村光太郎の詩「僕等」の一節。

光太郎の妻、智恵子は当時、心が病んだ状態でした。そんな智恵子の側にいるときに、光太郎は、時空や距離を超えた心の繋がりを強く感じたのかもしれません。

ふたりの心の絆が強く感じられるこの一文、相手が側にいないときにこそ、威力を発揮すると思いませんか?

愛ははなれているときにこそ、育まれるものでもあるのですから。

「次のステップは言わずもがなわかるでしょう」

続いてご紹介するのは、「月」に関連した名曲、あいみょんの「満月の夜なら」の歌詞の一節です。

この歌は新垣結衣さん主演のドラマ「獣になれない私たち」の挿入歌として使われていましたね。

「あなたから愛の告白してきたのだから、次はどうなるか、言わなくてもわかるでしょう」という意味に取れるこの一文をLINEで送れば、次に会ったとき、相手はきっと、あなたの唇を奪ってくる!……かも。

若い世代に大人気のあいみょん。その歌詞はリアルな心情を描くのにもぴったりですよね。ティーンには古い文学よりも、親しみやすい返し方ではないでしょうか。

「月の光も雨の音も恋してこそ始めて新しい色と響を生ずる」

最後にご紹介するのは、作家・永井荷風の小説「歓楽」の中の一文。

いつもは何気なく見ていた月の光や何気なく聞いていた雨の音も、恋をするとまったく違った色合いや音色に聞こえてくる……。今日、私たちが「月が綺麗だな」と思ったのは、まぎれもなく私たちが恋に落ちているから。

そんな意味が込められた、とても美しい名言。ぜひ使ってみてください。

「月が綺麗ですね」の返し【断るとき】

「月が綺麗ですね」の返し【断るとき】

残念ながら、ロマンティックなセリフを囁いてくるのは、なにも意中の人だけとは限りません。ときには、恋愛対象外の人から「月が綺麗ですね」と言われる可能性だって無きにしもあらず、なのです。

そこでここでは、お断りします……のときに使えるセリフを全部で10個、ご紹介していきましょう。

「でも、青くはありません」

いっけん「?」と思う方もいるかもしれませんね。

実はこれ、英語の表現「once in a blue moon」にかけたお断りのセリフ。「once in a blue moon」とは、月が青くなるのと同じくらいめったに起こらないこと、という意味のスラングです。

つまり、「あなたのことを好きになるのは、月が青くなるのと同じくらいの確率で起こらないことなんですよ。万が一、月が青くなれば、考えなくもないですよ……」ということ。

万が一、なんて言われたらちょっと期待する人もいるでしょうから、小悪魔チックなニュアンスを残したいたずらな返しだと言えますね。

「じゃあ私は月に帰らなければいけません」

「じゃあ私は月に帰らなければいけません」

女性が「月が綺麗ですね」と言われた際には、自分をかぐや姫に見立ててみてもいいかもしれません。

相手がロマンティックモードに入ってしまって、ムードたっぷりに愛の告白をしてきたら要注意。そろそろおいとまの時間です。

「では、月に帰ります」とウィットに富んだひと言を残して、華麗にその場を去りましょう。

「まだ死ぬわけにはいきません」

「月が綺麗ですね」と告白してくる人は、その意味の語源や由来を見聞きしているはず。当然、定番の返し「死んでもいいわ」もすでに知っている、と考えるのが自然です。

それを逆手に取ったのが、このユーモアあふれるひと言です。

「ごめんなさい、まだ死にたくない」なんて明るく答えたら、相手も苦笑せずにいられません。こちらの方が一枚上手、というわけです。

「私には月が曇って見えます」

何ともわかりやすい、月に絡めたお断りの言葉。

「あなたは恋をしているから、月が綺麗に見えるのかもしれませんが、私は今恋をしていないので、月は曇って見えるんです」という意味が隠されたこの言葉。

こんな風に返されたら、いくら鈍感な相手でも気付くはずです。

「私には月は見えません」

「私には月は見えません」

もっとストレートにお断りしたい……というあなたは、ずばり「月なんか見えません」と相手に伝えましょう。

ただ、伝えるときは不機嫌そうに呟くのではなく、明るく笑いながら伝えてあげると相手もダメージはいくらか少なくなりそうですよね。

「でも、女は元始、太陽だったんです」

これは女性解放運動の先駆者として知られている作家、平塚らいてうの言葉、「元始、女は太陽だった」をもじったセリフ。

月を褒めるセリフに対して太陽を持ちだすことで、月の存在を否定する断り方。

面と向かって言うのは勇気がいりますが、LINEならこれくらいすがすがしくバッサリ切ってもOKでしょう。

「月は朝には見えなくなってしまうんですよ」

月が朝には見えてなくなってしまうように、今、あなたはロマンティックな気分に浸りたくて、恋をしていると錯覚しているだけ。すぐにその気持ちも消えてなくなるはず。

と、優しくさとしてあげるひと言を返してあげるのはいかがでしょうか。

「朝には見えなくなります」という冷静なひと言を送ることで、相手に「あぁ、この人は今恋愛モードではないんだな」と気付かせてあげることができます。

「月は不実なものなのです」

「月は不実なものなのです」

文豪・シェイクスピアの不朽の名作「ロミオとジュリエット」の中の、有名なベランダの告白シーンでのセリフ。

向かい合うふたりの姿を、ほのかに輝く満月が照らしています―――。

「君への愛を月にかけて誓う」と訴えるロミオに対し、ジュリエットは「月に誓わないで、不実な月は、満ちたり欠けたりする。心変わりが怖いわ」と告げます。

ロミオは困惑し、「では何に誓えと?」と問う。するとジュリエットは「誓わなくていいわ。あなたご自身にかけて誓ってください。それなら信じます」と告げ、「では心からの、この愛に……」―――。

なんともロマンチックで、見た者の心をつかんで離さない美しいシーンです。

物語の中でロミオとジュリエットは結ばれますが、このセリフを皮肉にも、告白のお断りに使ってしまいましょう!

月とは不実で信用ならないもの、という風に伝え、相手の愛の告白を信じることはできない、と一蹴すると、しっかりと気持ちを伝えることができますよ。

「宵待ち草のやるせなさ」

「宵待ち草のやるせなさ」

続いてご紹介するのは、文学的なNG返答の例です。

大正時代を代表する画家、竹久夢二の抒情歌「宵待ち草」の一節「待てど暮らせど来ぬ人を、宵待ち草のやるせなさ。今宵も月は出ぬそうな」という切ない歌詞は、失恋を歌っています。

この歌を知っている人なら、即座にその意味が理解できます。また、知らない人でも帰ってから「宵待ち草」で検索すれば、すぐにその意味を理解できるはず。

「それは手が届かないからなのかもしれませんね」

ロマンティックなお断りをしたい方におすすめなのがこの一文。

(月には)手が届かない=あなたの想いには応えられない、という意味として使えます。「私はあなたには手が届かない存在なのよ」なんて高飛車に受け取られないように気をつけて。

【番外編】「月が綺麗ですね」はキザにみられる?

【番外編】「月が綺麗ですね」はキザにみられる?

さて、ここまで「月が綺麗ですね」を使った告白のあれこれを書いてまいりましたが、実際にこのセリフを使う人って、ロマンチストで、文学好きな人が多いのではないでしょうか。

人によっては、「なにキザなこと言ってるの……やばい……」と受け取られてしまうかもしれません。人によっては「『月が綺麗ですね』を使った告白なんてネタでしかない」という意見も……。

女性側からすると、はっきりと告白しないで、「私はあなたに好意を持っています」と汲み取られるのを待っている姿勢がモヤっとする、もしくは「この人は直接『好きだ』と伝えられない女々しい男」と思ってしまうかもしれません。

とはいえ、面と向かって「好きだ」と言える人のなかには、あまり感情を込めずにその場のノリのような軽い気持ちで言う人も多いもの。

「月が綺麗ですね」は回りくどい表現かもしれませんが、それだけ人の良さが表れる言葉でもある、と言えるのではないでしょうか。

ここまで読んで「『月が綺麗ですね』は告白には使いにくいのかな……」と思ったあなた。安心してください。

以下では、「月が綺麗ですね」に代わる好意を伝える言葉や言い回しをご紹介します!

「月が綺麗ですね」の類似表現7選

「月が綺麗ですね」の類似表現7選

「月が綺麗ですね」のようにオシャレで文学的な愛の告白をしたいけれど、「月が~」はちょっと有名すぎて使いたくない……。(ベタだし)

ここでは、そんなあなたのために、別の表現方法を7個、ピックアップしてご紹介していきましょう。

「星が綺麗ですね」

「星が綺麗ですね」

「月が綺麗ですね」よりももう少し奥ゆかしい表現が、「星が綺麗ですね」。

タロットカードでは星は「希望」や「憧れ」を意味します。

そのため、「星が綺麗ですね」というひと言には、「あなたのそばにいることが私の希望です」「私はあなたに憧れています」という意味となるのです。

「月が綺麗ですね」を知っている人ならピンと来るかも。

「明日は晴れますか?」

これは「明日は(私の心が)晴れますか?」、つまり、「私の心は明日にはあなたの元に届きますか?」という意味。

とくに、明日の天気がお互いにわかっているときにこのセリフを投げかけることで、愛の告白の要素がより強くなります。

そっと手を握りながら、目を見つめながらなど、合わせ技で効果倍増です。

「少し寒いです……」

あまり寒くないときにこのセリフを使うと、「抱きしめてほしい」という意味に。

寒がりな女性にピッタリのセリフです。

相手に抱きしめてほしい……、でも、直接言葉に出すのは恥ずかしい、というときに有効なセリフです。

「スクリュードライバーをください」

「スクリュードライバーをください」

ふたりでバーに行ったとき、スクリュードライバーを頼むのも愛の告白に。

スクリュードライバーのカクテル言葉は、「あなたに心を奪われた」という意味。

ただし、スクリュードライバーはアルコール度数が高い割に口当たりがよいカクテルなので、飲み過ぎにはくれぐれも注意しましょう。

「雨がやみませんね」

「雨がやみませんね」という言葉には「もう少し一緒にいたい」という意味が隠されています。

雨がやまないのを口実に、屋内から屋外に出たくない→まだ帰りたくない、=まだ一緒に居たい……

そんな口説き文句を言われたほうは、意味に気が付いた瞬間にドキドキしてしまいますよね。ずるいものですが、一気に相手をこちらのペースに巻き込める手であることも確かです。

「……わざとだよ?」

「……わざとだよ?」

一世を風靡した少女漫画「NANA」のセリフから。

終電に乗り遅れないように、と駅の階段を走る男女。男の人には別に彼女がいます。

ヒールの高い靴を履いてきた女の子が転んで「そんな靴はいてくるから……」と毒づく彼に、「……わざとだよ?」と伝える女の子。

誰もがこのシーンを見て、「この女の子には自分の彼氏を紹介したくない……」と驚愕したはず!

しかし、このセリフ、遠まわしに愛の告白をしたいときにも使えるのです。

たとえば、やたらと体をくっつけたり、(相手と一緒にいたいから)ゆっくりすぎるほどゆっくり歩いたりなど、気になる相手に対して、なにか「ツッコミ」をさせる。すかさず上目遣いで「わざとだよ」。

女の子だからこそ使える必殺コンボ。ぜひ一度は試してみてください。

「海が綺麗ですね」

この言葉も「月が綺麗です」の派生的に生まれたもの。

「あなたにおぼれています」というとっても情熱的な愛の告白の意味を持っているのです。

告白に大切なのは気持ち

告白に大切なのは気持ち

ここまで「月が綺麗ですね」について書いてきました。

文学的な響きに込められた情熱的な意味がとっても素敵でロマンティックですよね。

とはいえ、伝わりづらいしまどろっこしい……。という点も否めないのは事実。人によっては「はっきり言ってよ!」と思われてしまう場合も。

そのため、遠まわしな表現に逃げるのではなく、どうしてもはっきり言えないときに使ってみよう、という気持ちでいることが大切です。

そして告白で大切なのは、何よりも「気持ち」。まっすぐに誠実に、相手を思いやりながら、自分の思いを伝えましょう。

もちろん、告白された場合も、しっかり受け止めて、考えてみることが大切。

素敵な恋は、素敵な言葉、つまり心のこもった告白からはじまるのです。

(パル吉/ライター)

(愛カツ編集部)