付き合って3年、結婚の話もちらほら出ているけど、今の彼と結婚しても本当にいいのだろうか?

悩んでいる女子に、考えていただきたいことについて、今回はお届けしたいと思います。

悩みがわりと軽い場合と、重症のケースとに分けて、以下に思うところを書きたいと思います。

彼と「なんとなく」惰性で付き合っているとき「あなたに考えてほしいこと」

軽症の場合:彼とパッと気晴らしに出かけてから考えてみよう!

およそ自分の将来のことって、深刻に考えても答えが出ないことの方が多いのだから、いったん彼と気晴らしにでも出かけて、そののちにどうするのかを考えてみることをお勧めします。

つまり、頭であれこれ考えるのではなく、気晴らしをして、感覚や勘を取り戻した方が、結果として良い選択ができますよ、ということです。

このケースについて述べることはこれくらいです。問題は以下の重症な方です。

すごく悩んでいる場合:その悩みが「結果」だと思って、次の手を考えてみよう!

彼と結婚してもいいのだろうか? しないほうがいいのだろうか? 今の彼と結婚しなければ彼と付き合った3年間が無駄になってしまう……。でも彼と結婚するのもイマイチだ。だからといって、結婚しなかったら、ゼロから婚活することになる……。

そんな、どっちの選択肢を選んでも手詰まりみたいな人は、その手詰まりさが「問題」なのでなく、それこそが「答え」です。

なぜなら、人生って、ふつうに心地よい方を選択し続けていれば、手詰まりには陥らないから――たとえば思想家の内田樹氏はこう言います。

『たとえて言うなら、ウ●コのついたタオルか、おしっこの染みのついたタオル、どちらかで手を拭くしかない――こんな追い詰められた状況になった時は、そのずっと前に、あなたはすでに選択ミスをしていたのだ』、というのが、氏の考え方です。

たとえば、3年前になんとなく淋しくて、それゆえさほど好きではない男と付き合うようになり、そのままずるずると交際が続いたという場合。

相手を吟味することなく淋しさに理性をやられたまま交際するという判断をしてしまったのが、あなたにとってミスかもしれないですね、ということです。

ではどうすればいい?

彼と「なんとなく」惰性で付き合っているとき「あなたに考えてほしいこと」

3年前に判断ミスをしてしまった人は、どうすればいいのでしょうか。

経験から「今すぐ彼と別れた方がいい」と言う人がいるはずです。たとえば、判断ミスを隠しつつ彼と結婚し、その後離婚した人はきっとそう言うはずです。

今すぐ彼と別れるとなれば、3年間が無駄になりますね。そればかりか、別れたのちにゼロから婚活して、しかもその活動はいつ終わるのかわからないですよね。さらに精神的にあなたも彼も傷つきますよね。

それに、あなたが心優しい人の場合、そもそも彼に別れを切り出すことにすごく罪悪感を覚え、そのことがあなたに莫大なストレスをもたらすかもしれないですよね。

経験上、そのようなすごくしんどい思いを覚悟の上で、今すぐ彼と別れて、正しい方の道を選択し直すことの方が、長い目で見たら結果的に「近道」だと知っている女性は大勢います。

では、重症の人にとって、彼と別れないという選択肢はないのか? と言われたら、なくはないと思います。彼と結婚して、それなりに納得感のある生活をし、子どもにも恵まれて、というような女性だって、世の中にはいるのだから。

おわりに

軽症の人も含め、どのような選択肢をとるのかについては「なんとなくこっちがいい」「なんとなくこっちはイヤだ」という感じで「なんとなく」決めるといいように思います。

今の世の中、理由を明確に言えないことはしてはいけないことになっていますよね? たとえば会社で新商品の色を決めるとき、「わたしはなんとなくピンクがいいと思う」と言うと、一笑に付されるだけでしょう?

でも、その「なんとなく」には、自分の嗜好や、これまでの経験や感覚の累積、さらには、そこからそれこそなんとなく生み出された将来への希望なんかが、ごそっと入っているんですよね。ごそっと入っているものを1つ1つ検査&言語化なんてできないので、わたしたちはつい「なんとなく」と言います。

その、いろんなものがごそっと入っているものを「なんとなく正しい」「なんとなく愛おしい」と思うのなら、その勘を信じたほうがいいと思うんです。

「なんとなく」自分が心地いい方を選択し続けていれば、ウ●コのついたタオルか、おしっこの染みのついたタオル、どっちで手を拭く? みたいな究極の選択をしなくて済むように思うのです。なんとなく。

(ひとみしょう/作家)

(愛カツ編集部)