「結婚相手と、こういう幸せな家庭が築きたい。」そんな憧れの理想を持った結果、息の詰まる結婚生活になってしまった。
芸能ニュースで離婚報道が流れてきたり、失敗談を周りから聞いたりと、幸せな結婚生活がダメになったという話を耳にしたことはあると思います。
婚活をする時に大切なのは、こういった失敗談を聞き流すだけでなく「自分に生かす」こと。
理想を現実にしようとして、頑張れば頑張るほどがんじがらめになってしまいます。
「理想通りの結婚生活」だけに目を向けてしまうと、毎日の結婚生活にかなり問題が出てくることも……。
世の中の結婚は、成功と失敗の二通りだけではありません。
理想を膨らませ過ぎずに、もう少し楽に結婚生活をイメージすればきっとうまくいくはずですよ。
今回の記事では、「結婚生活の理想と現実、その折り合いのつけ方」について書いていきます。
息の詰まりやすい結婚生活とは
結婚生活って、もともと息が詰まりやすいもの……。
自由に行動できないことも増えるし、お金もどこまでも自由には使えない。
その上に、何が起きても帰るところは同じで、何が起きても相手に向き合う覚悟が必要です。
少しでも条件のいい人を選ぼうと、無理して理想の彼と結婚しようとする人もいます。
でも、条件や見た目で結婚した場合、どんな時でも見た目をうるさく言われるのも覚悟しないといけないかもしれません。
収入で結婚して専業主婦になれば、彼の家事のこだわりは全て受け入れてこなさなければ、相手に受け入れてもらえないと思います。
見た目や収入だけで選ぶと結婚生活の途中で、「私の気持ちに本当に寄り添ってくれる優しい人がよかった……」と思っても変えられないですよ……。
人間は生きていると必ず、気持ちに変化が出てきます。
なので、結婚相手に選ぶのは「長い目で見て、一緒に成長していける人」がいいのではないでしょうか。
ゆるめ=相手を受け入れる
理想だけを相手に当てはめるのではなく、自分が相手を受け入れた上で行動できるかどうかです。
「〇〇だから彼の事が好き」という人は、〇〇が全くなくなっても本当に彼の事を支えられるかどうか想像してみましょう。
理想を掲げた〇〇が無くなっても、先に相手を全面的に受け入れられると、相手もまた自然に自分の事を受け止めてくれます。
相手に受け止めて欲しいのなら、まず自分が相手の事を受け入れる姿勢を見せてみるといいですよ。
〇〇でなくてはダメ! から、相手を受け入れるだけの余裕を持てるようになれば、自分がもっと楽になれます。
これってゆるいようでいて、実はものすごく偉大な行動です。
もしも、理想通りの人と結婚できたなら…
それだけ頑張らないと!なんて思ってないでしょうか?
幸せの形はそれぞれなのに、憧れていた目に見える幸せを維持することに夢中になってしまって、息が詰まる幸せだけを追い求めているだけのような気がしないですか?
型に入った幸せを求めて結婚した人は、周りも型に入った人しか集まりません。
その型から外れる人を、マウントしだすと四方全てに対して息が詰まるようになるのです。
こういう結婚生活は、幸せとはちょっと違うところにあると思いませんか?
子供は「もう一度自分の人生を生きられる」もの
顔が理想の彼と結婚したら、理想の顔の子供が手に入れられる。
賢い彼と結婚したら、きっと頭のいい子が生まれる。
彼と結婚したら、自分が思うように教育できる―――。
女ならどこかで、彼のいい所や好きなところを反映させた子供が欲しいと思うかもしれませんね。
でも、生まれた子供にできるのはサポートだけであって、子供の意志を変えさせることはできないですよ。
もしも子供だけを思い描いて結婚したなら、子供ができないことで自分が苦しい気持ちになるかもしれないし、もし生まれても子供が自分の理想通りに生きないことでまた悩むでしょう。
子供は人生のおまけであり、そこに親の理想を押し付けてしまうと親も子も息が詰まるだけで、恋愛と同じでうまくいきません。
付き合ってても、結婚しても、子供に対しても、「楽しいことはいくらでもある。生きるって楽しい。」という事を日々共感していくことが生活において大切です。
皆が求める「普通」よりもちょっと下を狙う
気合の入った息の詰まるような理想的な幸せに憧れるよりも、初めからみんなが求める理想よりもちょっと下を狙ってみると、婚活がうまくいくというのは定説でしょう。
そこには思いもよらなかった角度での「理想の結婚」ができるかもしれない可能性が、いっぱい潜んでいます。
もしも理想通りの人と結婚すると思ってても、理想通りじゃなくても、彼に思いっきり気持ちをぶつけてみましょう。
それで、どこまで彼が受け入れてくれるか、どこまで寄り添ってくれるか、一度そこを掘り下げて確認した方がいいです。
自分の気持ちをぶつけて、受け入れてくれる彼となら、どこまでも一緒に生きていけるような気がしませんか?
(只野/ライター)
(愛カツ編集部)