男って、「彼女のわがままさには付き合ってられない」と思うときもあれば、反対に「これは彼女たっての切実なお願いだから聞き入れなければ」と思うときもあります。

たとえばあなたが彼に「タピオカを飲みたい」と言ったとき、彼はそれを「わがまま」ととるのでしょうか?それとも「彼女たっての切実なお願いだから」と理解してくれるのでしょうか?

この“わがまま”と“切実なお願い”の境目って、男心的にはどのへん?というのが今回のテーマです。

彼氏が感じる彼女の「わがまま」と「切実なお願い」の境目はどのへん?

彼が「わがまま」だと感じるのは…

女子って「わたしはこういう恋愛をしたい」という気持ちをわりと明確にもっていますよね。たとえば、週1でお泊りデートするという恋愛スタイルを強く希望しているとか。

あるいは、彼氏のひとり暮らしの部屋の食器を“自分好み”にする彼女。「こういう雰囲気の中で彼と恋愛したい」というイメージを明確に抱いている女子です。

なにも“食器にこだわりのある女子”ということではなく、“どういう雰囲気で恋愛したいのかというのを明確にもっている女子”だということですね。

そういう「自分のスタイルの恋愛」とか「自分が理想としている恋愛」の枠内に彼氏を置こうと強く思うと、それが言葉や態度に出ちゃうこと、ありませんか?

週1でお泊りデートしてくれない彼氏と口論になるとか、彼の部屋の食器を買いそろえたら彼に「うぜ~な」と言われたり……。

つまり、彼がわがままだと感じるのは、彼女に「理想の恋愛スタイル」を押し付けられているように感じるときだと言えます。

週1がどうとか、食器がどうという「具体的なものやコト」に彼は彼女のわがままを感じるのではないんですね。

“理想の恋愛スタイル”を押し付けてくる、その“押し付けがましさに”彼女のわがままさを見ているのです。

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彼が理想とする恋愛のスタイルとは?

でも、そしたら彼氏が“理想の恋愛スタイル”を持っているのかといえば、じつは持っていなかったりするのです。

愛や恋について、幼稚園児のころからたくさん考えてきた女子と、さほど考えてこなかった男子の差がここに現れるのです。

だから、彼と口論になったり、「うぜ~な」と言われたからといって、つまり、彼にわがままな女だと思われたからといって、そこでめげてはいけないんです。そこであなたが折れて彼氏に合わせたところで、ふたりは愛の世界に行けないからです。

さっき言ったように、男に“理想の恋愛スタイル”とか“理想の愛の形”などという概念はありません。なので、わがままだと彼に言われても、絶対にくじけてはいけないのです。

“彼女たっての切実なお願い”だと感じるときとは?

“彼女たっての切実なお願い”だと感じるときとは?

対して、彼が「これは彼女たっての切実なお願いだ」と感じるときとは、「ここで俺が彼女にNOといえば、彼女はキレるか泣くかのいずれかだな」と直感するときです。

彼氏に対するどのような内容のお願いであれ、お願いの内容に関係なく、彼女がキレそうか、泣きそうなとき、男は「これは彼女たっての切実なお願いだ」と認識するのです。

たとえば、「週1でお泊りできないのは絶対にイヤだ」と、あなたが彼に「わがまま」を言ったところで、そのときあなたが泣く勢いでそう言ったなら、彼は「なぜか」わがままだとは思わないんですね。

一瞬「わがままな彼女だ」と思っても、なぜかすぐに「彼女たってのお願いだから聞き入れてあげないと!」と思い直すのです。

繰り返しますが、これはお願いの内容に関係ないのです。だからたとえば、デートは毎回タピオカでもいいし、毎回パンケーキでもいいのです!

おわりに

ほとんどすべてのカップルは、彼女が“理想の恋愛スタイル”を強く持っていることで成り立っていると思います。多くの男は“俺の理想の恋愛スタイル”を持っていませんからね。

持っていると言い張る男は、持っていると錯覚しているだけです。

彼女が持っている理想の恋愛のスタイルを、ときに泣く勢いで、ときにキレる勢いで彼に提示すると、理想の恋愛スタイルを持たない彼は“なぜか”納得し、わがままだとは思わない――

男心は、じつはこんなふうになっているのです。

(ひとみしょう/作家・コラムニスト)

(愛カツ編集部)