相手から告白してもらったのに、気がつくと自分だけが夢中になって相手にすがってしまい、最後は精神的にボロボロになってフラれてしまう。
そんな「モテるのに最後はフラれる」パターンが多い人は、恋愛においての考え方に問題があるのかもしれません。
そこで今回は、恋愛ベタな人が陥りがちな思考をご紹介します。
ものごとの積み重ねが苦手
目の前の嫌なことや、やりたくないことを飛ばして自分だけが楽しい思いをする。
そんなクセはないでしょうか?
面倒なことは後回し!まずは目の前の楽しいことだけを!―――この思考だと、恋愛どころか、仕事も人間関係もうまくいきません。
恋愛も仕事も日々の生活も、あなたひとりだけでは成り立たないものだからです。
誰かしらが関わってくる以上、あなたの「後まわしグセ」が、その人の迷惑になってしまうこともあるのです。
もともと全くの他人のふたりが「好き」という気持ちで一緒にいるのですから、気持ちは同じでも、その他のことはいろいろと違って当然なんです。
そんな関係性のなかに「私は私のしたいことしかしない」なんて言ってしまったら、長続きなんてまず無理です。
しっかりと「相手に合わせられる」ようになること。そのためには「積み重ねる」ことが大切です。
丁寧な生活を送るように心がけておくと、自然に見た目にも表れてきますし、あなた自身、もっと自分を好きになれるはずです。
距離感をはかるのが苦手
はじめは「なんとなく」で付き合ったはずなのに、どんどん自分のほうが彼を好きになってしまって、彼のダメなところも全部かわいく見えてきてしまう……。
相手の男性は、なんでも受け入れてくれるあなたに甘えて、気が付けばダメンズになってしまっている。
……こんな経験、ありませんか?
恋愛の名言として、昔から「惚れたほうが負け」という言葉がありますが、このケースはまさにそれです。
このタイプの恋愛がダメになるポイントは、自分が途中でブレてしまうこと。
彼を好きになっていくにつれて、好きな気持ちが暴走してしまい、「もっと彼に褒められたい」「もっと彼と仲良くなりたい」「私と彼ならもっと分かり合えるはず!」と考えるため、距離感がうまく測れなくなっていく。
やがて彼に「ウザい」の一言でフラれてしまうのです。
彼を好きで、大切にしたい気持ちはもちろんわかりますし、それ自体はとても素敵なもの。
しかし、それはお互いに心地よい距離感を保てるからこそ成り立つのでしょう。
「彼のため」と言ってなんでもやってあげること、許してあげることは、本当に彼のためなのか。
お互いに自立した関係を築いていけないと、「本当の幸せ」には届かないのかもしれません。
自分の気持ちを素直に伝えられない
あなたが相手に気持ちをぶつけるのは、「最後に相手にすがるとき」だけだったのではないでしょうか?
「嫌われたくない」とか「面倒なことはしないように」とか考えて、最後まで自分を見せないようにしていませんでしたか?
でも、別れのときにぶつかるのでは、もう遅いのです。
長続きしているカップルの多くは別れ話にならないように、相手に自分の気持ちを伝えて解決策を話したり、お互いに納得できるようにしたりしています。
だからこそ、「どちらかが我慢する」状況を作ってしまうと、それがずっと続いてしまうでしょう。
お互いに好きな気持ちがあるからこそ、幸せにしたいと思ったからこそ一緒にいるはずなのに、これでは本末転倒ですよね。
そうならないためにも、普段からしっかりと、思ったことや感じたことは伝えておく。
相手への思いやりを忘れなければ、そのやさしさは言い方にもにじみ出るものです。
お互いに気持ちのすり合わせをして、少しずつでも歩み寄っていけるようにしたいですね。
関係構築はゆっくり確実に
相手のことが好きすぎて我慢するのも、相手に我慢させてないかを考えるのも、楽しい瞬間を積み重ねていくのも、お互いに同じくらいの気持ちでなければうまくはいきません。
少しずつでも「相手と関係を築いていく」ということを考えながら、人と付き合うと「最後にフラれる」ということは格段に減っていくのではないでしょうか?
(只野/ライター)
(恋愛メディア・愛カツ編集部)