本当は明るい性格なのに、初対面は苦手であまり喋れない……そんな女性は少なくありません。
その一方で、会った瞬間から「あれ?もともと知り合いだったの?」と言われるほど、フレンドリーな雰囲気を出せる人もいます。
気になる人との初デートでも、そのトーク技術はやはり大きな武器になるようですよ。
初対面でもすぐ打ち解けられる女性は、どんなことに気をつけて話しているのでしょうか。
まずは笑顔で!
礼儀正しい人ほど、初対面の人と目が合った瞬間に背筋を伸ばして「はじめまして!」と挨拶していますよね。
マナーとしては素晴らしいですが、問題はこのとき、かしこまった雰囲気も、表情も相手に伝染してしまうこと。
固い雰囲気で「あ、こちらこそ」「……」と、かえって礼儀という壁ができてしまうことも。
初対面の人に近寄りにくいのはみんな同じ。
礼儀正しさよりも親しみ重視でニコッと笑ってみると、「話しかけて大丈夫」なサインが伝わり、むしろ相手から話しかけてもらえるでしょう。
親しくなってもあとあと、「最初から笑顔で、すごく感じがよかった」なんて言われることも多いですよ。
トークの内容よりも笑顔が大切かもしれません。
緊張しても質問攻めはNG!
初対面でも、名前や年齢といった「相手の基本データ」についてあえて質問しないことで、すでに親しいかのような雰囲気が出ます。
質問だけでも会話は成り立ちますが、一問一答の繰り返しだけでは会話としてキャッチボールにはなりにくいもの。
そのうえ、相手が言いたくないことにうっかり触れてしまう可能性も。
また、頑張って話を広げようとしているこちらの気持ちに気づかず「なんかガツガツした子だな」という印象を持つ男性もいます。
「前から親しいみたい」と思わせたいなら、質問攻めはしないほうがよいでしょう。
「いま」に関することを話題に
「基本データを聞いちゃいけないなら、なにを話すの?」と思うかもしれませんが、
せっかく一緒にいるのですから「いま」この場にあることを会話のきっかけにしましょう。
「今日、暖かいですよね」「いまかかってるこの曲、ステキ」でも「そのネクタイかわいいですね」でもなんでもいいのです。
同じ対象を見て話すことで、親近感がわくうえに、触れてはいけない話題を深掘りしてしまうこともありません。
反応のいい話題を見つけたら「じゃあ、普段はどんな音楽を聞く?」など、ここで初めて相手のことを聞きましょう。
データ収集に見せず、「あなたに興味がありますよ」というサインを会話に乗せることができるようになりますよ。
自己アピールは控えめが◎
出会った人と親しくなりたいとき、一番の関心は「相手は私をどう思ってるの?」かもしれません。
でも、相手に楽しんでもらう、関心を持ってもらうのに必要なのは「相手がなにに興味があるか」です。
アピールしたいとか好かれたいという欲がありすぎると、相手がなにげなく言ったことばの裏を読みすぎ、会話を楽しむことができなくなります。
相手が見ている、気にしていることに注目して、それを会話に織り込むだけで、急にいきいきした会話になることも多いもの。
自己アピールよりも、観察眼を磨くことが会話を弾ませるポイントでしょう。
「いまこの瞬間」を楽しもう
考えてみれば初対面の人にガツガツ質問攻めにされるのも、無理やり接近してこられるようで気詰まりなことも多いですよね。
楽しい会話のカギは「いま、見えている部分」にあります。
「いまこの瞬間一緒にいる空間」の雰囲気に注目し、そこから話を広げていくと、ワンパターンにならず、自然に話すことが浮かんでくるはずですよ。
(中野亜希/ライター)
(愛カツ編集部)