愛情
2016.10.17

結婚して1年ですでに冷めていたアンジェリーナ・ジョリー

「パパ、ママ、どうかお願い。結婚して本当の夫婦になって!」 最愛の6人の子供達に懇願され、2014年にゴールインしたブラッド・ピットとアンジェリーナ・ジョリー。

その後も“子供を愛するおしどり夫婦”としてたびたびレッドカーペットに姿を現したものの、少なくともアンジェリーナは早い段階から「もうブラッドにはウンザリ」と感じ始めていたようだ。

そして、長男マドックス君とブラッド・ピットが機内で親子喧嘩をしたことを機に、「もうこの人とはやっていけない」として離婚を申請したアンジェリーナ・ジョリー。

この動きを「電撃的な離婚決意」と伝えたメディアは多かったが、実はアンジェリーナ・ジョリーは以前から何度も離婚を意識していたことを豪紙に語っていた。

それでも離婚は避けたいと考えていたらしく、アンジェリーナ・ジョリーは「ブラッドを愛すること。それが私の仕事」「大きな喧嘩もある。でもそれを乗り越えると関係はグッと強くなるものだから」とも語っていた。

しかしその“仕事”はうまく行かず、「努力する気すらも失せた」状態になったアンジェリーナ・ジョリーは、結婚からわずか2年で離婚を決意し、「家族が全て」と語っていたブラッドのもとを去ってしまった。

愛情

 

恋は長くても3年しか持たない

アンジェリーナ・ジョリーが、実は結婚して1年も経たずに離婚を意識していたという衝撃の事実。

そこで今回は、アンジェリーナ・ジョリーの気持ちが1年で冷めてしまった理由を、人体のメカニズムから考えてみましょう。

まず、恋をすると「フェニルエチルアミン」と呼ばれる脳内物質が大量に分泌されます。

通称、「恋愛ホルモン」や「ときめきホルモン」などと呼ばれていて、一緒にいて「フェニルエチルアミン」が大量に分泌させてくれる相手を、好きだと思うようになります。

また、「フェニルエチルアミン」が分泌されると、ドキドキしたり、興奮や緊張した状態になるのですが、このような状態がずっと続くのは体にも良くないため、自己防衛反応が働いて、分泌量が徐々に調節されていき、何年も同じ量で分泌し続けることができません。

多くの場合、3か月から3年ほどで「フェニルエチルアミン」の分泌量が落ち着いてきますが、平均すると1年も経たずに分泌量は大幅に減少始めてしまい、そのせいで相手への好きだという気持ちが薄れてきていると感じることになります。

 

さらに、「フェニルエチルアミン」の影響で、同じく脳内物質である「ドーパミン」が大量に分泌されます。

「ドーパミン」の効果でドキドキしたり、恋人と一緒にいるときに幸福感や高揚感を感じるようになるのですが、「ドーパミン」も相手を好きになってから、1年から3年くらいで分泌量が落ち着いてきてしまいます。

 

まとめると、「フェニルエチルアミン」にしろ、「ドーパミン」にしろ、長くても3年くらいでほとんど分泌されなくなってしまうため、よく”恋愛の賞味期限は3年”なんて言われるのはそのためです。

そして、ほとんどの人は1年くらいで、相手への好きだという気持ちは薄れてきてしまうのではないでしょうか。

アンジェリーナ・ジョリーの気持ちが1年で冷めてしまったのも、分からなくもないですね。

 

恋ではなく、本物の愛を見つけるのが大事

次に、3年を過ぎるとどんな変化があるのか、考えてみましょう。

3年を過ぎると、「フェニルエチルアミン」や「ドーパミン」が分泌されなくなる代わりに、「βエンドルフィン」や「セロトニン」などの別のホルモンが分泌されるようになります。

これらのホルモンが分泌されると、安心感や安定感、うっとりした穏やかさ、居心地の良さなどの幸福感を感じるようになります。

よく、恋人は”空気のような存在”と言う人がいますが、一緒にいてもほとんど意識しないでリラックスできる状態です。

そして、3年を過ぎると理性的には好きでも、本能的にはあまり好きだという感情が無くなってきますが、 これは人間の遺伝子に組み込まれている生存本能の一種で、 3年かかっても結婚しないようなパートナーは相性が悪い可能性があるとして、 その期間をリミットにして別れようと仕向けているサインであると言われています。

逆に言うと、3年過ぎても相手に対する愛情が続いているのであれば、それは「恋」ではなく「本物の愛」と言うことができるでしょう。

 

おわりに

今回は アンジェリーナ・ジョリーの離婚をきっかけにして、異性を好きになるときのホルモンの働きを考えてみました。

1年で気持ちが冷めてしまったアンジェリーナ・ジョリー、彼女のブラッド・ピットへの気持ちは「愛」ではなく「恋」だったのかもしれませんね。

私たちも付き合ってしばらくすると「恋人のことが好きではなくなってきたかもしれない…」と感じることもあると思いますが、一歩引いて「今までの好きとはまた別の感情に変わりつつあるのかも」と考えてみましょう。

単純に「好きという感情が薄れてきたから別れる」という選択は、取り返しのつかない誤りになってしまうかもしれませんよ。

 

(恋愛結婚学研究所 大木隆太郎)

【参考:excite.ニュース