2017.5.12

もし、今あなたが「これから先5年間で結婚できる確率は何%?」と聞かれたら、答えはすぐに分かるでしょうか?
「そんなの分かるはずないよね」と思う方がいらっしゃるかもしれません。

でも、実はその確率は調査によって明らかになっているのです。
もちろん、一人ひとりで条件が違うので、「あなたは◯%」「あの方は◯%」と個人別に正確と言い当てることはできませんが、「この年齢の人」という大きな括りであれば、はっきりと示すことができます。

総務省が公表している国勢調査のデータを使うとその数字を算出することができます。
国勢調査の結果には、男女の年齢階層別の未婚・既婚率が示されています。2回の国勢調査の結果を上手く使えば、「5年間で結婚できる確率」を推定することができるのです。
ここでは平成22年と平成27年、二回の国勢調査のデータを使ってみます。
結果は下のグラフの通りですが、では、どのように算出したかをご説明します。

25-29歳の女性が5年間で結婚できる確率は?

まず、参考として25-29歳の女性が5年間で結婚できる確率を推定してみましょう。
平成22年の25-29歳の女性と、平成27年の30-34歳の女性(5年経過して、年齢が5歳上がった)、この二つの未婚率の差を使います。

平成22年の25-29歳の女性の未婚率は、60.3%
平成27年の30-34歳の女性の未婚率は、34.6%

単純計算すると、5年間で結婚できた人の割合は、
(60.3%-34.6%)/60.3%=42.7%
約43%となり、25歳から29歳の女性のうち、10人に4人以上は結婚できた計算となります。

30-34歳では?

同様に、30歳から34歳の女性が5年間で結婚できる確率を推定すると、

平成22年の30-34歳の女性の未婚率は、34.5%
平成27年の35-39歳の女性の未婚率は、23.9%

同じように、
(34.5%-23.9%)/34.5%=30.7%、約30%となりました。

35-39歳、40-44歳では?

では、35歳から39歳になるとどうでしょうか?

平成22年の35-39歳の女性の未婚率は、23.1%
平成27年の40-44歳の女性の未婚率は、19.3%

算出すると、
(23.1%-19.3%)/23.1%=16.5%
急激に低下してくるのがわかると思います。

最後に、40歳から44歳で調べてみましょう。

平成22年の40-44歳の女性の未婚率は、17.4%
平成27年の45-49歳の女性の未婚率は、16.1%

(17.4%-16.1%)/17.4%=7.5%

このように、ある年齢の女性が5年以内に結婚できる確率は、
25-29歳、30-34歳、35-39歳、40-44歳で、
42.7%、30.7%、16.5%、7.5%と年齢が上昇するにつれて、減少することがわかります。

(※算出に際して、死別・離別は考慮しておりません)

このパーセンテージ、高いと見るか、低いと見るか、それは読者の皆さん次第。
いずれにせよ、年齢が高くなると結婚するのが難しくなるのは事実ですね。

※参考:平成22年国勢調査・人口等基本集計結果(総務省)、平成27年国勢調査・人口等基本集計結果(総務省)

(恋愛結婚学研究所長・新上幸二)