2017.5.15

5月7日放送の「ワイドナショー」(フジテレビ系)に、「ゲスの極み乙女。」ボーカルの川谷絵音さんが出演し、例のベッキーさんとの不倫の顛末について赤裸々に語りました。
川谷さんは昨年12月に活動休止を発表した際、その期間は「無期限」でしたが、5ヵ月ほどで復帰しました。その理由についてある芸能関係者は「テレビ各局や芸能界での影響力が絶大な事務所に移籍したからだ。川谷は今回のテレビ出演で禊を済ませた格好となり、今後の活動はしやすくなるはず」(一部引用)と語っています。

■この場合の禊とは

この場合の禊とは、触れることがタブーとされていた問題を、本人をまじえて再び公のもとでいじって、「ま、こんなところでいいでしょう。彼はアーティストとして数字を持っているし、彼を表に出せばお金を稼いでくれるだろうし、とりあえずこのへんで不倫問題は手打ちで、ということで」という意味です。
本来の禊、つまり「身に罪や穢れのある者、また神事に従事しようとする者が、川や海の水でからだを洗い清めること」とはとてもほど遠い話ですが、コトは芸能界の中で起きているので、非常に芸能界らしい禊にしたのでしょう。

■一般人の不倫に禊はあるのか?

総合探偵社・興信所の株式会社MRの調査によると、不倫を終わらせたきっかけとして「自責の念に駆られたから」と答えた人は、100人中15人ほど。自責、つまりみずからの行いをみずから責めつつ正した、というのは、本来的な禊であるはずですから、ちゃんと禊を行った人は不倫経験者の約15%しかいないということになります。
ほかの85%くらいの人たちは、「バレた」「転勤・引っ越しに伴い関係が終わった」「不倫相手に冷めた」などの非常に人間くさい理由で、不倫関係にピリオドを打っているとのことです。

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「ゲスの極み乙女。」の川谷さんが、本来的な禊を済ませたのか否かについては、ご本人しか知らないことです。禊というのは心の動き、つまり意識の問題なので、こればかりはご本人にしかわからない。しかし彼はアーティストなので、今後彼がつくる楽曲に、その答えが垣間見える可能性はあるでしょう。
わたしたち一般人が、心底不倫に懲りて自責の念に駆られたら、ときにきわめて品行方正な人間になるように、川谷さんも品行方正な人間になる可能性もあるでしょう。しかし彼は「テレビ各局や芸能界での影響力が絶大な事務所に移籍した」から、ますます人気者になり金回りがよくなり、ゲスな言動が目立つようになるのかもしれません。
もしそうなれば、明らかに彼の勝利です。なんといっても、ベッキーとの不倫が話題になるはるか前に、彼は「ゲスの極み乙女。」と、みずからをゲスと定義したわけです。その先見の明たるや。(ひとみしょう)

※参考・引用 テレビ出演でみそぎ ゲス川谷が“超高速復帰”できたワケ(日刊ゲンダイDIGITAL)
※参考・引用 探偵会社による離婚問題動向調査「いつ終わる?やめさせられる?不倫が終わるとき」 2014年6月(株式会社MR)