2017.6.19

17日に行われた「第9回AKB48選抜総選挙」で20位に入ったNMB48・須藤凜々花さん(20)が、恋愛禁止のルールを乗り越えて、ステージで突然の結婚を発表して波紋が広がっています。

この発表に「おい、マジ!?」とツッコミを入れたい気持ちになったファンも多いようで、ネット上では「すごいオチだったな」「これはいけない」「見事なてのひらがえし」「第3者の立場から見れば、ある意味面白いんだけど…」「ちょっとファンに同情する」との意見も飛び交っています。

今回は、ツッコミを入れたい気持ちを抑えつつ、彼女はなぜ結婚を決意したのか? お相手(男性)の心理や、最近のウエディング事情から推測してみたいと思います。

 

■男性のマリッジブルーは、女性よりも早く訪れる

精神科医のゆうきゆうさん(ゆうメンタルクリニック総院長)は「男性のマリッジブルーは、女性よりも早く訪れる」と言います。男性は、彼女との結婚を意識したとたんに「自由を奪われてしまうのではないか」などと不安に駆られるのだとか。

だから女性が、「結婚はいいもの」というイメージを、彼に持たせることが大事だと、ゆうきさんは説きます。

女性のマリッジブルーは、男性のあとに来るそうです。「気が合わない親族がいたらどうしよう」「仕事と家庭の両立はできるかな」「少しは遊べる時間があるかな」など。そこを彼が「どうにか説得した」から、結婚に至った、というのが、実態なのでしょう。

 

■プロポーズの実態

ここに面白いデータがあります。

全国でウェディングプロデュースを手がける婚礼大手の株式会社テイクアンドギヴ・ニーズ社が、自社の全国約500名のウェディングプランナーを対象にアンケートを実施いたところ、なんと9割以上のカップルが「結婚のプロポーズと結婚式の予算は、彼が主導権を握った」とのこと。

最近の男子は草食系だから、「わたしから結婚のプロポーズをしないと、永遠に結婚できないかも」と思っている女子が多いのかと思いきや、実態は、彼が「おれたち、結婚しようぜ」と言い、「いくらまでなら結婚式にお金をかけられるから」と予算を決めている、ということのようです。

「年収が少ないから結婚のプロポーズができない」という、若い男子を対象にした調査結果はたくさんあります。裏を返せば、「お金があるからプロポーズできた」ゆえに結婚した、というカップルが多いのも、納得できますよね。

 

■2つのデータから推測可能な「須藤さんの結婚までの道のり」

2つのデータからNMB須藤さんの結婚に至るまでを推測すれば、以下のようなことかもしれません。

まずNMB須藤さんとそのお相手が、どういう経緯かは知らねど、とにかくつきあった。

交際している中で、彼は須藤さんと結婚したいと思うようになった。でも、「彼女と結婚したら、おれは自由を奪われるかも」と、彼が不安に思った。

そのとき須藤さんは彼に対して「結婚はいいもの」という「布教」をした。具体的には「結婚しても、あなたはあなたのペースで仕事をしてくれたら、それでいいの」と言った。あるいはマメマメしく彼に、手料理をふるまうなどして、結婚後の生活が「おいしいもの」というイメージを植え付けた。

そういう彼女の態度におおいに安心した彼は覚悟を決め、お金を用意し、「ぼくと結婚してください」と彼女に言った。

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推測はさらに続きます。推測ですから、なんでも言えます。「ぼくと結婚してください」と聞いた須藤さんは、結婚したら「恋愛禁止」という決まりを公然と破ることになるという事実を前に、結婚をためらった。「わたしもあなたと結婚したいとずっと思ってきたけど、できればこのまま、世間に知られることなく、ひそかに交際を続けたい、なぜならわたしのファンに申し訳ないから」と。

でも彼はそういう彼女の不安を消し去ることができるだけの押しの強さとお金を持っており、なんの躊躇もなく須藤さんに結婚を迫り続けた。ゆえに彼女のマリッジブルーはどこかに吹き飛び、結婚と相成った。

要するに彼が須藤さんを押して押して押しまくって結婚となった、と……ファンが聞くと「おい、マジか!?」としか言いようのない話です。

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もっとも、冷静に考えると、須藤さんは優秀なのでしょう。メンバーが多い中で、なんらか全国区的な話題を振りまかないと、さらに有名になれないことを、きっと彼女は知っていたのでしょう。有名にならないとなにをやっても注目されない(食えない)のが芸能人。反対に有名であれば、どんな駄文のエッセイ集でも、ダメ写真集でも、ダメ演技のDVDでも売れるという事実を、彼女はそのキャリアの中で痛いほど認識していたのでしょう。

ゆえに須藤さんは、「自分がどのタイミングでなにをすれば、全国区的に注目されるのか」を、よく計算できる素晴らしい頭脳をお持ちなのでしょう。「渡辺麻友には負けてられないわ」と思ったとか、思わなかったとか……。

これはこれで「おい、マジか!?」という話でもあるわけですが。

 

(ひとみしょう/愛カツライター)

※参照・引用 結婚発表のNMB須藤 選挙初日ファンに「面白い未来みせる」「絶対大丈夫」…非難殺到で炎上(デイリースポーツオンライン)

※参照・引用 T&G ウェディングプランナー500人 アンケート調査 Vol.9

※参照・引用 「なるほど!」とわかるマンガはじめての恋愛心理学(ゆうきゆう著)西東社(2015)

※記事内の画像と須藤凜々花さんには、一切の関係はございません。