iPhoneの登場から10年が経つそうです。それを記念して、というわけでもないでしょうけど、婚活支援サービスを展開する株式会社パートナーエージェントが、スマホの登場によって、この10年でどのように恋愛スタイルが変わったのか、あるいは変化しなかったのか、について調査を行いました。

 

■まずは変化したことから

スマホが登場したことによって変化した恋愛スタイルは……きっとみなさんの推測のとおりです。たとえばSNSを使って気になる相手にアピールする人が、この10年で約3倍に増えました。

あるいは、10年前は通話アプリなんてなかったので、通話アプリで「ねえ、今、ひま? なんかおしゃべりしようよ」という人は皆無でしたが、今では2割以上の人がそういうアプローチをしています。

その他、ご紹介するまでもないことかもしれませんが、電子メールで恋人とやり取りをする人がこの10年で半分以下に減り、代わりにSNSで連絡を取りあう人が激増しました。

 

■変化しない恋愛スタイル

意外に感じるかもしれませんが、この10年で「会って告白をする人」の割合は、ほぼ変化していません。数%減ってはいるものの、会って告白する人は7割以上と高止まり。残りの3割は? SNSで告白したり(倍増した)、電話で告白する(変化なし)のだそう。

別れ話をする人は? こちらもわずかに減っているものの、昔も今もなんと約6割の人は、ちゃんと相手と会って別れ話をしているとのことでした。残りの4割は、通話アプリやメールで別れるのだそうです。

<ただしどちらのケースでも、10年前と比較すると「SNS」を利用すると回答した人が2倍以上に増えています。>とあるように、SNSを使って告白したり別れたりする人が増えたものの、依然として「会う」人の割合は、ほぼ変化していないとのことです。

余談ですが、10年前に比べて「手紙で別れる」人が、2%から4%と、わずかに「増えている」とのことで、こちらは少々意外に感じる人もいるかもしれません。

 

■オトナたちの印象批判は当たらない

よく恋愛本やビジネス書などに引用されているので、ご存知の方もおいでかと思いますが、心理学に「メラビアンの法則」というものがあります。人が相手から受ける印象は、しぐさや表情からが55%、話し方からが38%、話の内容はなんと、たった7%なんだそうです。

つまり「スマホでやり取りをして彼のことを知ったつもりになっても、それは全体のたった7%を知ったにすぎない」ということです。もっと拡大解釈するなら「スマホで告白しても、思いの7%ぽっちしか相手に伝わっていない」ということです。

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このようなことを知ってか知らでか、10年前も現在も、会って告白をする人や、会って別れ話をする人が多い。おそらく人は「ここぞ」というとき、「とにかく会おう」と、(おそらく無意識のうちに/本能的に)考えるのでしょう。

「LINEで告白したいのですが、それって「あり」でしょうか」という恋愛相談が散見される昨今、あまりにも散見されるので「LINEで告白する人が増えた淋しい時代ですねえ」と思いきや、昔も今も7割の人はきちんと会って告白しています。

「今の若い人は、なんでもかんでもスマホでちゃちゃっと済ませやがって」という、おじさま・おばさまの印象批判は、「ここぞ」という場面においては、まちがっていると言わざるをえない。(ひとみしょう/文筆家)

(愛カツ編集部)

 

※参考・引用 SNSで「告白」「別れ」を告げる若者が2倍以上に iPhone登場から10年、SNSが変えた恋愛シーン(株式会社パートナーエージェント)

※参考・引用 『「なるほど!」とわかる マンガはじめての恋愛心理学』ゆうきゆう監修(西東社)2015