7月9日放送の「ボクらの時代」(CX系/日曜前7:00)に、歌手の華原朋美さん(42)や、バイオリニストの高嶋ちさ子さん(48)らが出演しました。話はいきおい、華原さんの過去の恋愛へと流れてゆき、パブリックイメージのとおり、高嶋さんがツッコミ、ダメ出しをし、腹を立てるということに。

今回は、番組内でのおふたりの発言をもとに、ふたりに「共通する」恋愛スタイルについて見ていこうと思います。おふたりはまったく別のパブリックイメージをもっているものの、心理学的に見ると、とても似ている恋愛スタイルをおもちです。

 

 

■「包容力がほしい」「そんなもの幻想です」

華原さんは番組内で「男性に包容力を求めている」と発言しました。「男の人は包容力があってなんでも買ってくれてみたいな」と。

それに対し、高嶋さんは「最悪。それ物乞いだよ」と、いつもの調子でバッサリ。さらに「男に包容力があると思っているのがまちがい」と追い打ちをかけます。

などなど、めくるめくトークが繰り広げられたわけですが、つまるところ華原さんは、「彼にちやほやされまくって、いろんなものを買ってもらい、精神的な包容力なのか、経済的な包容力なのか、その両方なのかは定かではないものの、男に包容力を求めている」とのこと。

それに対し、高嶋さんは「男に左右される人生を送っちゃいけない」と、非常にシンプルにして力強い恋愛観(人生観)をお持ちとのことでした。
このおふたりの恋愛観の、どこが共通するのか?

 

■恋愛に実利を求める女性たち

ある心理学者が、恋愛には6つの類型があると述べています。彼は、多くの人の恋愛スタイルをつぶさに研究し、エロス(美への愛)、ストーゲイ(友情的な愛)、ルダス(遊びの愛)など、恋愛を6パターンに分類しました。

番組における、華原さんの発言からひも解かれる彼女の恋愛スタイルは「プラグマ(実利的な愛)」。自分の人生に満足感や報酬を与えてくれる相手を求めている、ということ。番組内のイニシャルトークに出てきた「K.T.さん」が「なんでも買ってくれ」、そういう恋愛スタイルを忘れることができないのかもしれない。

高嶋さんは、ほかの番組でよく学生時代の恋愛を披露していますが、ルダス(遊びの恋愛)を経て、現在はストーゲイ(友情的な愛)かもしれません。

エロスにしては、彼女は恋愛を「ものすごく」価値のあるものと捉えているふうではないし、アガペー(献身的な愛)でもなさそうに見えるし(あくまでもパブリックイメージとして、ですが)、消去法でいくと、ストーゲイになるのではないかと思われます。

が、華原さんのように愛に実利を求めてこなかったのかといえば、きっと100%「求めてきませんでした」と、彼女は答えないでしょう。幼い頃から障害をもつ姉を庇護し、バイオリンに生き、バイオリンで生計を立てている彼女のこと、伴侶を選ぶ際になんらかの実利を考慮したと推測するのが、一般的な考え方ではないかと思われます。

 

■華原さんを待ち受けている大仕事とは

この研究の結論として、日本人女性は愛に実利を求める人が多いとされています。遊びの愛を求める女性も多いものの、実利を求める女性も多い、とのことです。ちなみに日本人男性に多いのが、アガペー(献身的な愛を注ぐ人)だそうです。華原さんの元カレとされているK.T.さんや、高嶋さんの旦那様もアガペーなのかもしれません。

恋や愛に実利を求める女性と、献身的な男性。この組み合わせは、いわば凸と凹で、一般的に考えてうまくいく関係と言えるでしょう。ゆえに高嶋さんご夫婦はうまくいっているのかもしれません。

華原さんは……これから尽くしてくれる男性を探すか、さもなくば「男に左右される人生」ではない、なにか別の人生を模索しないと幸せになれないのかもしれません。齢42から始まる大仕事です。が、どのような物事にも遅すぎるということはない、というのは言うまでもないことです。(ひとみしょう/文筆家)
(愛カツ編集部)

 

※参考・引用 華原朋美の過去の恋愛エピソードを高嶋ちさ子がバッサリ「最悪」(スポニチ・アネックス)

※参考・引用 『現代社会と応用心理学2 クローズアップ「恋愛」』2013(福村出版)