2017.9.5

武井咲さん(23)と、「EXILE」のTAKAHIROさん(32)の妊娠・結婚が報じられました。

人気絶頂での妊娠・結婚に「男前だなって思いました。(決断が)スパッとしている」「まだ23歳で、これだけ国民的な女優で、このタイミングで身を固めるってのが、もうカッコイイなあと思って。なかなかその決断ってできないじゃないですか」などのコメントが出ているそうですが、妊娠3カ月のいわゆるできちゃった結婚を、「そこまで褒めるか?(デキ婚がよくないということではなく、ふつうに「おめでとう」でよくない?)」という意見もあったり……。

 

 

■「勢いで結婚しました」

結婚したいから婚活する、という考え方が世間に浸透している一方で、話を聞いていると「婚活することなく、勢いで結婚しちゃいました」という人も、一定数います。

勢いというのはたとえば、結婚したいと思ったときに偶然そばに結婚向きの男子がいたから結婚した、ということ。あるいは、男女お互いに出会って数時間でビビッとくるものがあって、結婚を前提に交際し、半年後に結婚した、というようなこと。つまり結婚を熱望する気持ちと、周囲の環境が偶然にも一致した、ということです。

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「具体的にどんなじぶん磨きをすれば、わたしは結婚できるのでしょうか」「効率よく婚活するために、わたしはどのような行動をすればいいのでしょうか?」世間からはたとえば、このような声が聞こえてくるし、「それでふつう」と思っている人が大勢いることも知っています。

が、勢いで結婚するというのって、まぎれもなく結婚のリアルだし、それって、かっこいいかダサいか、ではなく、熱情に突き動かされたゆえの、いわば「ふつうの行動」では?

 

■本当のかっこよさとは?

「勢い」ある行動って、はたから見ると「かっこいい」のかもしれませんが、実態はそんなにかっこいいことでもなかったりします。

単純に相手のことを好きになって、「そういう行為を楽しみたい」と思って、せっせと愛とハダカを差し出しあった、とか、まあ、言ってしまえば身も蓋もないような言動の集積が「いきなり結婚」とか「仕事関係者のことを考慮に入れてもなお、即結婚する」という「スパッとしている」(ように見える)結果になっているわけです。そうですよね? 勢いで交際を始めたり、勢いで結婚を決めた人は、ご自身の過去を振り返って、そう思わないですか?

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事前に報道規制がなく、ホントに「いきなりドン」で武井さんたちが結婚した、ということであれば、武井さんのように、CMやドラマの契約を何本も抱えている人がいきなり妊娠して結婚するとなると、「かっこいい」とか「男前」という評価をしたがる同性の気持ちもわからなくはありません。なぜならふつうは、仕事関係者にかかる迷惑を想像することができるから、そしてその迷惑、つまり高いハードルを身ひとつで(実際には夫婦だから、身ふたつで)乗り越えて、しあわせを手にしたいという強い意志が感じられるから。

でも実際は武井さんもほかの女子同様、ひとりの若い女子として、男を好きになる気持ちがあり、その愛を全身で確かめあった、という「リアル」があるだけでしょう。

「周囲に迷惑がかかるのは重々承知のうえで、できちゃいました、結婚します、ごめんなさい、あとのことは、あとからどうするか考えて報告します。迷惑をかけた以上、わたしたちはどのようなペナルティも引き受ける覚悟でいます」

こう言える人のことを真に「かっこいい」と評するのではないでしょうか? 女優という、みずからの心を正直に表現する職業の方なら、なおさら。(ひとみしょう/文筆家)

(愛カツ編集部)

 

※参考・引用 武井咲結婚&妊娠に、日曜朝のワイドショーは… 同性からも「男前」「カッコいい」との声(JCASTニュース)