2018.4.17

ひとり暮らしの女性が犬や猫などのペットを飼うと婚期が遅くなる、あるいは一生独身のままである、という都市伝説があるのは、おそらくみなさんもご存知かと思います。

たとえばキャバ嬢が30歳の時に猫を飼って、同時に婚活を始めたけど、ようやく結婚できたのは30代最後の年だったとか。

あるいは不倫している35歳の女性が犬を飼うというのは、その不倫相手の子どもの代わりとして犬を飼うことであり、犬の寿命まで(たとえば15年)ずっと犬を愛でながら暮らしていたら独身のまま50歳になりました、とか。

■淋しさを癒すためにペットを飼う?

ペットショップの店員さんはあまりおおっぴらには言いませんが、ペットって淋しいから飼うという見方がありますね。誰かとワイワイ騒ぐよりひとりでいるほうが落ち着くけれど、やっぱりひとりの時間は淋しいからペットがほしいとか。

あるいは家族や友達と深い付き合いをしたくなく、だから例えばひとりでお散歩をするのが心地よく、でもひとりで近所をブラつくと怪しい人みたいに思われそうだから「そうだ、犬を飼おう」と決意するとか。

株式会社リサーチ・アンド・ディベロプメントが、一都三県在住の30~59歳の男女3,395人を対象に「恋愛・結婚・消費」についてインターネット調査を実施した結果、「結婚不要派」の女性の多くが「ひとりで過ごす時間が好き」「ひとりで過ごす時間を増やしたい」と回答したそうです。

一方、結婚を肯定的に捉えている人の多くは「家族は心のよりどころである」「食事は誰かとする方が楽しい」「イベントはみんなで楽しみたい」などと回答したそうです。

■都市伝説が生まれた理由

ひとりでいるのが好きだから、ひとりの時間の充実をはかるためにペットを飼うのか、ペットを飼うとひとりの時間が楽しくなったゆえに、ひとりの時間が好きなのか、因果関係はさまざまだろうと思いますが、家族や友達という「人」がある程度好きじゃないと婚期が遅くなるor生涯独身、ということになりがちなのかもしれないですね。

つまり人が好きじゃないとどうしても、例えばペットに走ったり趣味に走ったりして、そういうのを、人々が「ペットを飼うと婚期が遅くなる」と言っているのではないか? という見方もできますよね。

■婚活で勝つ方法があるとすれば

婚活と称してみなさんいろんなことをやっていると思います。婚活パーティーに行くとか、人に少しでも良く見られる洋服を買うとか、恋愛神社に行くとか。

そういう努力も、もしかしたらしないよりしたほうがいいのかもしれませんが、人を好きになることをもっと意識したほうが結婚しやすいのかもしれない。この調査結果はこんなことを私たちに言っているのかもしれませんね。

思えばチャンスって人がもたらすものなんですよね。世界的に有名なピアニストだって最初は無名でした。コンクールに参加して、審査員という「人」が賞をくれた結果、有名になった。

私たちに身近な仕事だってそうですよね。上司という人がチャンスをくれたとか。結婚も同じでしょう。ちょっとした知り合いが紹介してくれた人と結婚した、とか。

ひとりの時間が好きという気持ちって、生まれつきのものであったりもするので、いちがいに人を好きになったほうが人生が楽しいとは言い切れないと思うけれど、でも人嫌いより人好きであるほうが、人生はきっと何倍も楽しいものです。(ひとみしょう/文筆家)

(愛カツ編集部)

※参考・引用 未婚女性にとって結婚は家族の温かさがカギ-30~50代未婚単身女性(一都三県在住)に結婚観を調査-(株式会社リサーチ・アンド・ディベロプメント/PRTIMES)