同窓会での再会

今日は同窓会に来ています。

「あれ~?Y美じゃん!」

「久しぶり~元気してた?」

数年ぶりに友達と再会して、嬉しい気分です。

「あれ?K林も来てるんだ~」

声をかけてくれたのは、男友達のY田くん。

「あ!Y田くん久しぶり~」

「お~久しぶり!会うのって高校卒業以来?」

高校時代から時々話すような仲でしたが、恋愛関係には至っていません。

「まだ続けてるの?写真」

「カメラ?やってるよ」

私は当時からカメラを趣味にしています。

「俺も最近始めてさ~!全然わかんなくて……」

「えっ、そうなの?」

そうすると彼は自分で撮影した写真を見せてきました。

「これやばくない?」

「あ~、こういうのは……」

私は彼に撮影のアドバイスをしました。

その様子を見ていた同級生が……

「あれ~?2人なんか雰囲気よくない?」

「「えっ?」」

そのときは写真の話をしていただけでしたが、同級生にそう言われると、なんとなく意識してしまいます。

それは彼も同じだったようです。

「まぁカメラとか教えてもらいたいし……」

……。

「とりあえず遊びに行こうか!」

彼の一言で、後日一緒に出掛けることになりました。

2人きりで海デート

ザザ……

「うわ~!海めっちゃきれい!!」

少し肌寒いシーズンでしたが、海はいつ来てもきれいです。

「ここからとかきれいに撮れそうだよ~」

私が一人ではしゃいでいると……。

「あはは、はしゃぎすぎでしょ!」

彼が笑いながら近寄ってきました。

その後、海で写真撮影をしたり、近くのお店で海産物を食べたり。

一日中、2人きりで過ごしました。

結構楽しいかも?

デートの帰り際に…突然のキス!

「今日はありがとう。家まで送ってもらって」

「いいよ~楽しかった!またどっか行こうよ」

「うん…じゃあまた」

こういうの、久しぶりだな。

「あっ」

別れ際、彼がグッと近づき、私にキスをしました。

「じゃあね」

突然の行動に、私の頭のなかは真っ白です……。

デート後に彼からLINE

「意味分かんない…」

そうつぶやいていると、彼からLINEが来ました。

<今日楽しかった。また会える?>

「……」

その後、LINEでデートの約束をしました。

これって、期待していいのかな?

2回目のデートの前日

「あ~どうしよう……。明日のデートなに着ていこう……勢いで予定立てちゃったけど」

私は明日の服装に頭を抱えています。

悩んでいると、スマホのバイブが鳴りました。

通知を見ると、彼からのLINEです。

<ごめん、行けない>

<多分、これから会うの厳しいかも>

<言うの遅くなってごめん>

は?どういうこと?

私は急いで電話をすると、意外にも彼はすんなり出てくれました。

「も、もしもし」

「あのさ……」

本当は他にも聞くべきことがあったはずなのに、私は一番気になる質問を彼にぶつけていました。

「この前のキスってどういう意味だったの?」

「それは……ごめん」

彼は謝って、話を続けます。

「なんとなく、ノリでしちゃって。深い意味とかは……ない」

「……最低だよ……そういうのされて、傷つく子もいるってわかってほしい。私は嫌だったよ」

話しながら、私は口元を片手で隠していました。

デートの帰り際のドキドキした瞬間が、いまはもう忘れたい記憶に変わってしまいました。

彼はまだ話し続けていましたが、私は通話を切りました。

これ以上、話すことはないと思ったからです。

デートキャンセルされたので……

こうなったらもう……飲むしかない!

後日、友達を連れて居酒屋へ。

「早くそんなやつ忘れよ!」

「今日は飲む!バカヤロー!!」

>>この漫画を最初から読む<<

>>最新のおすすめ愛カツ漫画を読む<<