皆さんは、運命の再会をしたことはありますか?
今回は「廃業1週間前のラーメン屋」を紹介します。
※この物語はフィクションです。
イラスト:進撃のミカ
ボロボロの少女との出会い
廃業寸前のラーメン屋を営んでいる主人公。
そんな主人公の店に、ボロボロの少女がやってきました。
10円を差し出して「これで食べさせてください」と言う少女。
そんな少女にラーメンをふるまうと、主人公はボロボロな格好をしている理由を聞きました。
すると少女は、両親が離婚して母親に引き取られたと話し出して…。
しかし母親に放置され、ご飯も与えられていないと打ち明けたのです。
主人公は少女の話を聞いて、児童相談所に保護を求めることに。
そして昔のことを思い出しました。
昔は貧乏だった
幼いころは貧乏で、同じようにラーメン屋の店主に助けてもらったことがある主人公。
そんな店主に憧れて始めたラーメン屋も、あと1週間で廃業です。
そして迎えた店の営業最終日。
少女が父親を連れて再び店を訪れました。
主人公の通報のおかげで、母親から離れて父親に引き取られたという少女。
さらには少女の父親が、あのときのラーメン屋の店主であることがわかったのです。
主人公は今もラーメン屋を続けているという少女の父親に、弟子入りすることに。
そしてラーメンのことを学びなおし、再び店を立ち上げたのでした。
再出発することに
主人公と憧れの人を再会させてくれた少女。
そんな少女のおかげで、前を向けた主人公のエピソードでした。
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(愛カツ編集部)