【漫画】好きなのに気持ち悪い…「蛙化現象」に悩む女のエピソード例【愛カツ漫画】

蛙化現象に悩んでいます

「お願いします~」

友達の付き添いで合コンに来ています。

そんな私は、恋愛が苦手です。

男性から好意を寄せられると冷めてしまい、なかなか上手く行きません。

今日の合コンは上手く行くといいな…

「今日来てくれたY美です~」

合コンに誘ってくれた友達が、私のことを紹介してくれました。

彼女は私が蛙化現象で悩んでいることをよく知っています。

はぁ……今日は大丈夫かな……。

出される料理とお酒を味わいながら、なんとか頑張って会話をしていると、お店から好きな音楽が流れました。

「この曲……〇〇だ!」

「え?」

合コンに来ている男性から声をかけられました。

「Y美さんもこのバンド知ってるんですか?」

「は、はい!ライブよく行きます!」

「俺も好きなんですよ!」

「そうなんですか!」

私としては珍しく、合コンで趣味の合う男性を見つけました。

好きなバンドの会話ができるなんて……それだけで笑顔になれちゃいます。

男性から思わぬ発言が……

「あの……」

バンドや音楽の話を続けていると、彼からこんな提案がありました。

「今度のライブ一緒に行きませんか?」

「えっ、いいんですか?ぜひ!」

蛙化現象で恋愛苦手……そんな私にとって男性と一緒に行くライブは初体験です。

趣味が合うと、楽しいかも?

わくわくライブ当日!

デートと言えど、やっぱり好きなバンドのライブに行くときは、おしゃれよりもバンド愛を全面に!

いつものトートバッグとパーカーで待ち合わせ場所に行きました。

すると、彼もすでに到着。

「あれ?Y美さん、荷物重くないですか?俺持ちますよ。疲れちゃうでしょう?」

「ありがとうございます……」

思わず胸が高鳴ります。彼ってこんなに優しいんだ……。

ライブ終了!し、彼から突然の告白

「あ~!!セトリ最高に良かったですね~」

「めちゃくちゃ盛り上がりましたね!」

「良い位置から見れたし、楽しかったですね!」

いつもは一人で参戦して楽しんでいたライブも、誰かと一緒だともっと楽しいんですね。

2人で感想を言い合っていると、彼からこんなことを言われました。

「あの…Y美さん、話があって……」

「?…はい?」

なんだか落ち着かない彼の様子。

ライブの興奮とは違う雰囲気を感じました。

「その…俺と付き合ってくれませんか?」

えっ……。

「Y美さんといるとめちゃくちゃ楽しくて、この気持ちちゃんと伝えたくて……」

ライブで火照った身体から、一気に血の気が引きました。

いつも恋愛の場面で感じる、とても耐えられない緊張。

あぁ、やっぱりダメだ私……。

「ごめんなさい」

彼の表情も凍り付いてしまいました。

「そうですよね。突然こんな話……」

やっぱり蛙化現象って治らないのかな。

やっぱり私には、恋愛って無理なのかな……。

イイ感じの彼を振った後日……

「あれ~?Y美!!」

この前の合コンに誘ってくれた友達が、声をかえてくれました。

「どう~?調子は!Y田くんとはイイ感じ?」

Y田くんは、一緒にライブ参戦した彼の名前です。

「いや…告白されたんだけど、断っちゃって……」

「なんで!?どうして?」

友達も私とY田くんが良い感じだってわかってたみたい。

ついにY美にも彼氏が!と思ってたのかも。

「いい?Y美」

黙りこくる私を見かねて、友達がこんなことを教えてくれました。

「恋愛って付き合うことがゴールじゃないって思うよ?一緒にいて楽しかったんじゃないの?」

「うん…」

「その気持ちを素直に伝えるだえけでいいんじゃない?」

そんなこと言われても、彼はまた私に会ってくれるかな。

私の話を聞いてくれるかどうかなんて、わかりませんでした。

でも、もう一回ちゃんと話がしたい。

「うん、ありがとう」

Y田くんにLINEしてみました

<話したいことがあります 会えますか?>

<わかりました>

思ったよりも返信が早い!

でも本当に、来てくれるかな。

「Y美さん!」

待ち合わせの時間になると、彼はちゃんと来てくれました。

「急な連絡だったから、なにかあったんですか?」

息を切らしながら話しかける彼。こういうときも心配してくれるんだ。

「Y美さん?」

「この前はごめんなさい。あの……私……」

やっぱり喉がグッと閉じてしまうほど、緊張している。

どこか恋愛に抵抗を感じている。

でも、もう蛙化現象どうこうじゃなくて、いまの自分の気持ちを伝えなきゃ。

「Y田くんと一緒にいてすごく楽しかったし、これからも楽しい時間を共有していきたいです。だから」

言わなきゃ!

「私と付き合ってくれませんか?」

……人生初めての告白かも。やっと好きな人に気持ちを伝えることができました。

「ありがとう」

彼に笑顔が戻りました。

「俺も好きです」

>この漫画を最初から読む<

>>最新のおすすめ愛カツ漫画を読む<<