澄んだ空気にあたたかい日差し。

涼也は、空を見上げながら空気を胸いっぱいに吸い込んで味わっています。

「レミが作ってくれたお弁当もおいしいし、気分は最高だ。これが幸せなのかなあ…」

近くで遊ぶ子どもたちの笑顔を見ていると、レミとの結婚生活まで頭に思い浮かんできました。

でも俺はレミの様子に気づかず、レミとの結婚生活のことで頭がいっぱいでした。

まさかその後にレミが豹変するなんてつゆ知らず…。