怒りが湧き上がったら、一度距離を置く
当然ながら、ひとつの方法として、あなたが彼に対して不快感を覚えた時は、場合によっては一旦その場を離れるとよいでしょう。
一緒にいることで感じる苛立ちは波及し、互いに深刻化するケースがあるからです。
深呼吸を何度かするだけでも、心地がちょっと楽になることもたまにあるんですよ。
筆者自身、心が落ち着かないときや怒りが湧き上がった時は、例えばトイレに立つときを利用してリセットしているんです。
「ちょっと用を済ませてくるね」と軽い笑顔で場を離れて、一人の時間で気持ちを吹き飛ばすのです。
まあそうは言っても、結果的に冷静さが収まらない時もあるのですがね(笑)。
でも、実際には想像しているよりも効果的で、試す価値は間違いなくありますよ。
怒りをぶつける前に、一度自分の考えを確認
また、怒りを露わにする以前に、一度自分の心の内を整理することも、口論にならないための要素となります。
・何が原因でイライラしたのか
・彼がそのように行動するつもりだったのか
・自分に非がないかどうか
といったことを踏まえることで、心の中に静寂を戻すことができるでしょう。
心が山積みになっていたものが消えて、また彼のセリフや行動から得ている誤解に気が付くケースが増えることでしょう。
感情や状況を自分なりに把握することで、客観的な視点を持つことができ、ケンカになる確率は低くなるのではないでしょうか。
気になる点があれば、平静に伝える
ただし、不満を我慢するだけでは、ストレスが直ぐに溜まってしまいます。
そうなると、ある時爆発した時に大ダメージを受けるかもしれません。
その結果、最初の目的を達成できなくなる可能性があるので、時折は不快な気持ちや望まないこと、不愉快な事柄を彼に話すことも重要になるでしょう。
ただ、ただ怒りをぶつけると、それもまた口論の元になることでしょう。
怒りが増す度に、本当に伝えたい驚きや愛情が彼に伝わりにくくなります。
そのため、必要以上に口論しないためには、冷静な気持ちを持ち「それは気になる」とか「それは自己中だと思う……私は悲しい」と、具体的にどこが苛立つのかを伝えることをおすすめします。
特定の言葉を選ぶために、相手を傷つけずに優しいフレーズを使用すること、また彼にとってはっきりとした理由を理解することができるよう、伝えたいことを心地よく伝えられるように、できるだけ意識してみてはいかがでしょうか。
彼にとってあなたの苛立ちは個々に関連しており、それを理解したら、彼も納得しやすくなるでしょうし、モヤモヤした感じも消えていくはずです。